>二章の続きいつまでも… の方。
お返事が遅くなり申し訳ございません。昔から拍手返事を更新報告とまとめる事が多く、二週間近く間を空けてしまう事が有ります。
まずは……共感部分、現状などお話してくださって有り難うございます。作品だけでなく、ブログから抱いた感情も、感想と等しい質量で受け取ります。個人サイトはそれこそ総合的な形態をしているので、好きな部分に触れて頂ければと常々思っております。
そして現在、その「個人サイト」を運営する人は少ないと感じます。サイト全盛期を知る身であれば猶の事、昨今の流動的な作品消費・表層飽和に虚脱を覚え易い気もします。
昔は〈見ない/見えない〉様なつくり、設定を自分で選べましたが。今は〈見える/見られる〉位置まで出ないと、本当に人の目に触れづらくなりました。大勢の目に触れるのが一瞬だとしても、気遣いの規模も拡大します。この辺りの事情が累積し、疲弊から辞めてしまう人も居るだろうなと想像に難くないです。
流石に10年以上やっていると、本サイト自体が荒れる事は無くとも、交流の方はそれなりに出来事が有り。サイト作品への入れ込みから作者への美化に繋がったり、作中キャラへの愛が強過ぎてシリーズの結末に具合を悪くしていたり。前者の逆順例も有り、自分と関わりたいからと義務的に作品を読む人も居ました(これは正直止めて欲しい。作品を介さずとも交流は可能、義務で読む事だけはされたくない)
告白されたり、襲われたり、人殺しと流布されたり、自殺されたり、自殺してやると脅されたり…ありとあらゆる経験が増えました。様々な読者が居ましたが、全員が初めの頃、どのような感想を述べていたか、矢代と夜のどちらを気に入っていたか、何の話に揺さぶられていたか、貰った言葉など、大体憶えています。
自殺未遂で入院中の人、鬱病の人、虐待されている人、虐待している人、不倫中の人、前科を持つ人、色んな人が恐らく公にしづらい自らを紹介した上で、感想をくれました。母数に対して平均値なのか、それともこのサイトに集い易いのか。どちらか定かでないですが、もしかしたら瑕疵の有る人にこそ響き易いのかな……と、僅かに感じています。自分が二次創作で書き出す人物達こそ、まさに瑕疵の有る者が多い為、副次的フィクションながらも現実味を帯びていきました(私の頭の中で)
そもそも程度の差が有るだけで、無傷で生きている人間は一人も居ないと思っており。結果的に人修羅もライドウも、あのような主人公像になってしまいました。特殊な境遇、特殊な体、不遇や波乱、そういったものに晒されるキャラクターの傷は剥き出しになる。傷を庇いながらも、増やしながらも、戦う姿を想像しては感じ入る。
自分のイメージする女神転生、悪魔の居る世界、ボルテクス界、大正20年……それらの情景とキャラが重なった時、鮮明に場面が浮かぶ。この妄想は出力しなければ固着せず、他者(読者)の視点により完成する。
自分こそお返事長くなり、恐縮です。
絵にも触れて頂いて、嬉しく思います。最近カラーをあまり描かないので、あの頃はよく塗ったなあと感じます。
PS.エティエンヌでしょうか、魔神転生は未プレイですがコミカライズは所有しております。漫画の彼はかなり善良でした……
「天國より野蛮」は完全に独立した話として書きましたが、本編と地続きである設定の場合は、確実に長編二章に出したと思います。
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