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湿血帯不快指数

湿血帯のお知らせ、管理人の雑記など、じめじめ

8/28までの拍手返事
2016/8/14~8/28 こりん様 宛て

沢山メッセージ頂いたのですが、その都度返せずにすいません(;^ω^)
毎日Web拍手のチェックはしているので、励みになっておりました。
要所を拾いつつのお返事となりますので物足りないかもしれませんが、作品と共に楽しんで頂ければと思います。




▶他の作品で夜ちゃんがヤタガラスの壊滅に成功している描写がありますが、
 私的には、夜ちゃんはそう思わされているだけで、
 じつはヤタガラスは存在し続けているのではないかなと思っています。

そうですね、夜が根絶やしの為に全員惨殺するとは考えられないので、方々に残党は散っている筈です。ですから、帳エピローグ以降のヤタガラスは事実上での崩壊といった状態です。
ただ、現代社会では殆ど居ないとされるデビルサマナーを夜が気にしている辺り、警戒はしているのだと思います。カラスの残党が力をつけないように、国内の悪魔へ幅を利かせています。デビルサマナーは、仲魔が居なくては真価を発揮出来ませんから…
それと恐らく、ヤタガラスのみならず、敵対する派閥への牽制も兼ねています。



▶徒花も、好きな所から読んで構いません、とのお触れでしたので、戦いのシーンは後回しにして読んでしまい

大丈夫ですよ、私も凄い変な読み方するタイプなので、人様に読み方の指定をする気は起りません。(200Pの文庫本なら、まず10分以内で流し読みして、その後に気になるところだけ重点的に拾い読みして、最後に気になる話だけ最初から最後まで読みます。)
それにしても、私は逆に「えっ、このサイト作品って恋心のシーンそんなに有ったっけ?」と吃驚しました。明がうじうじと矢代を想っているシーンも含めれば、徒花は確かに多いかもしれませんが。
そうそう、明が鳴海を殺してしまった事(殺人衝動)に関しては、サイト掲載した「甘露日」のあとがきで軽く述べてあります。鳴海だけでなく、矢代をも殺していますもんね、私も改めて考えさせられました……



▶2回目に読むと、すごく可笑しくて、少し笑ってしまいますね。

いや、楽しんで頂けて何よりです。あそこはたたみ掛けましたから、怒涛のイヤ~な展開で。
そもそもこれが夢だろうが、過去の反復ですからね。明が自分で蒸し返している状態です。私自身、正確に憶えていなかった為、過去作品を読み直しつつ執筆しました。



▶というか、「狂死郎2040」を読んだことはありますか?

もしかして「狂四郎2030」でしょうか、2040なるものは検索した限りではニコニコ内の二次創作しか見つかりませんでした。wikiをざっと見る限りでは面白そうですね、ディストピア破壊モノは好きなので、機会が有れば読んでみたいです。(この漫画の場合、体制崩壊を目論むというよりは一個人への執着が動機だと思いますが。)
そしてカレーの事件…もうかなり経ってしまいましたね。事件発生の頃、丁度私は入院していた為、リアルタイムで観ていないのです。友人からの手紙で軽く知りました(新聞やテレビも無かったので…)しかしあれもイマイチ証拠に欠けた状態で判決が下りましたね、あの犯人とされる夫婦は確かに犯罪歴ありますが、保険金詐欺主体で犯行していた人間が利益にならない殺人を犯すのかと……正直妙で、犯人は別なのではないかと思っています。まあ、それが一番怖い気がしますけれどね、逮捕を免れた殺人者が居るという事ですから。



▶徒花と言えば、実を結ばない花ですが

思えばあのシリーズに「徒花」と題したのは、軽い気持ちからでしたが……最初は連載モノのつもりもなかったので、途中から「区別の為にシリーズ名つけなきゃなあ」と即興につけた記憶があります。
当時よく聴いていた陰陽座が歌詞に「徒花」を出していたので、その影響もあるかもしれません。最近の楽曲だと「夜歩き骨牡丹」にありますので、機会があればご視聴下さい。
制作者の楽曲解説に、元ネタも記載されております。
歌詞



▶宮沢賢治の「春と修羅」

現代アートというか、あれこそ昔から脈々と続く「詩」というやつかなあ、と思います。冒頭に心象スケツチと記されているので、当人にとっては意味を持つもので、それの覚え書きみたいなものじゃないでしょうか。宮沢賢治の詩は言葉が宝石の様なので、言葉そのままに受け止めて歓びます。私は中学~高校頃、ストーリーのある小説よりも詩集ばかり読んでいたので、相変わらず何も深読みせずに詩を読みます。詩集こそ頭をカラッポにして読めるので、リラックス出来るし創作意欲も湧きあがります。



▶雷の電気で空気中の窒素が窒素同化するお陰で作物が良く育つ

以前それを小ネタに挟んだ話を書いた様な…ダンテ主連載の中に

 見下ろしていた魔法陣、ルージュのラインに沿って鼓動の様に魔力が流れていく。水田の様なそれを見て、旅先の農場風景に想いを馳せる。
「植えられる前の水田は、鏡の様に空を映し出すのよ。それが地平線ともなれば、空と地の境があやふやなくらい。魔界より綺麗だし、瑞々しい広大さを感じる、悪く無いわ」
 私が突如語り出しても、別に聴く耳持たない男では無い。
 ダンテは魔法陣に流れる水先を眼で追っていた。
「ある国では、雷の事を“イナビカリ”と云うそうよ。稲穂が落雷の感光で実るものと思われていた事に起因するの」
「実りの悪い地方に出張して、ピカピカやってきたらどうだ? 悪魔から神に名義変更出来るぜ?」
「そんな伝承、今となっては科学的に解明されてるわ。私の魔法を通すだけ無意味ね、大気中の窒素の固着が要因なのだから」
「スパーダの伝承も科学的に解明してくれよ」
「貴方が生き証人じゃない」

ちょっと探したら、やはり書いてました。現象の細かい謂れは忘れておりました、(∀`*ゞ)テヘッ



▶言葉選びは慎重、とか明ちゃんが夜ちゃんをよく観察している所が好いですね。

そうですね、夜は上手く生き抜く為に情報収集の一環として人物観察をし、明は共感性を求めて人物を知りたがるフシがあります。



▶ルイさんとのことを汚点というけれど、むしろあの話の方が汚点ですよね

いいや断じてそれは違います、ネコマタの話というのはSS「枝垂桃」ですよね? 派生作品としてSS「膝上の世界」を書きましたが、あれの内容からも分かる様に、夜はネコマタの事をそれなりに可愛がっていたわけです。そのネコマタがやらかした事に対して、必要以上の罰を与えたから汚点という事でしょうか? 他者からすれば、不当と感じる程にそう映るかもしれませんが、あれは夜にとっては汚点じゃありません、むしろネコマタの汚点です。
慈悲が無いという事でしょうか? それが通るのは、ネコマタが主人を騙そうとした事実の無い場合に限ります。彼女は使役悪魔にあるまじき行為をしたのです、信用を裏切った訳です。しかも「人修羅に化ければ寵愛を受けられる」という算段が、更に夜を怒らせましたね。そういう目で見られていたのか、という怒りや恥です。
で、ルイとの関係の方が汚点な理由ですが、あっちは明らかに夜が調子に乗ってたからです。その自覚があるから汚点なのです。
確かに両方の件、比較しなければ前者も汚点かもしれません。「使役悪魔が裏切った=巧く調教しきれなかった結果」という見方をすれば、夜の汚点ですね。ただ比較すればやはり、圧倒的にルイとの過去の方が汚点です。
で、夜はこういった件はすべて鮮明に憶えています。だからあんなに頑ななのですが……裏目に出ている部分は、確実にありますね。
しかし、こりん様がこういう描写を見た上で、作者に文句を言う人でなくて助かりました……頂いた意見は疑問であり、抗議では無いですもんね。ですからこうして私も振り返り、解析する事が出来るワケです。上で熱く否定してしまいましたが、今後も疑問点は述べて頂ければと思います。「その通りだ!」と思えばそう返事しますし、今回の様に「いいやそれは違う!」となればそう返事します。読み方が千差万別なので、こうして違う角度から見た感想は面白くもあります。



▶虐待から、このような愛憎というテーマが…

投影と思われると厄介なので、表立って述べませんが。明の方の鳴海、あの人が明と向かい合ってネチネチと言葉で詰るあの空気、あれが私の受けていた虐待に一番近いです。逆らいようもない空気なんですよね、主に言葉の暴力です。それもこう、直接的な言葉は使わず…とにかく嫌味なんですよ。殴るというより詰るが言葉としても適切な感じです。しかもシカトも効果的に挟むんですよね、こっちが黙っていると「何か言ったらどうだ」みたいに責められますし。あの人の静かな攻撃姿勢は当時の私を苦しめましたが、今となっては創作に活かせてます(∩´∀`)∩
明がじっと耐えつつ時折言葉を発しては、そこに言い被せられる。次第に「とにかく相手が飽きて、何処かに去ってくれたら」と願い始める、あとは自己否定とかで頭を埋め尽くす。あんな感じですよ本当。(しかし私の場合は、明というより夜寄りでしたね。いつか復讐してやるって、そればかり考えてました。)
ただし話を書く以上、作者の経験から生まれる要素は含みつつも、自己投影であってはならないので。過去の記憶を人間関係のひとつのパターンとして噛み砕き、それを鳴海と雷堂もとい鳴海と明に置き換え、論じさせています。



▶明ちゃんの一人称は「俺」だよ、頑張れ!という気持ちです。

そこは御安心下さい、夜になっちゃう事はまず無いです。だって、それじゃつまらないですからね! いやしかし半分本当で、折角正反対の二者を書いておきながら統合のちに片方のみの人格にしてしまうのは、勿体ないので多分しません。



▶「寄生獣」のミギー

あー良いですねミギー、ざっくりと知ってます。しかし私、せっかく去年「寄生獣」を身内が借りてきたというのに忙しくて、読めずに返されてしまったのですよ、前から気になっていたのにい~(´;ω;`) いつか読みたいです……



▶中学生の時、友達から誕生日に小説を…

私は入院中(中1)に、母から薦められた「白妖鬼」が面白かった記憶があります。陰陽師の話で、仲間と共に妖と戦う伝奇SFです。妖怪が人間に化けて、人間の男と情交する場面が有ったのですが…それが印象に残ってます。(しかもヤってる最中にじわじわ擬態が解けてたような)間違いなくこれはエロシーンなのですが、これを12歳の娘に薦めた母は、やはり豪胆です。京極夏彦氏の本も薦められましたが、当時の私には厚過ぎました…(ヽ´ω`)


▶ミトコンドリアの反乱でしったっけ

「パラサイト・イヴ」でしょうか。小学生の頃に読んであまりよく分からず、中学の時に読み返してなんとなーくしか分からず……そんな思い出が。
当時世紀末ブームがあり、SFホラーが流行りましたね。「リング」「アナザヘヴン」先述の「パラサイト・イヴ」もそうですけど。個人的には良いブームでした。科学とオカルトの中間みたいな話が好きなので。


いやー長くなってしまいました、しかも回答が頂いた順になっていないと思われます……すいません。


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