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湿血帯不快指数

湿血帯のお知らせ、管理人の雑記など、じめじめ

ブラッシュアップ版《長編第一章》21話


《pixiv》
人修羅とライドウの首を繋ぐ回です!……糸で(言葉が足らんだろう)

矢代のフェミニスムって、本人の中の思想というよりは、母親に対する慕情がさせているんですね。彼の母親は深い意味など持たせず「女の子には優しくね」程度に呟いてたのですが、母子家庭という側面上、矢代が意識し過ぎた訳です。ピクシーとの〝本当の関係〟も加味しつつ、矢代の家庭環境を作っていった結果、結構なマザコンになりました。

夜は対する意識の持ち主で、良くも悪くも女性に遠慮しないし、侮る事もしない(相手の居ようとする位置を、割と尊重する)
しかし短編なんか見てると、凪相手には態と意地悪を云ってたりしますね。SS『赤い沓』で吐いた出任せとか、酷いもんです。夜は、別に凪の事を嫌っている訳では無く、寧ろ真っ直ぐな娘だと思っているのですが、だからこそ矢代から離しておきたいのです。
矢代がマジョリティに囚われがちだと知っている夜。矢代は凪の容姿を褒めていた、しかも彼女はサマナー。同じ形をしていた雷堂(明)ともまた違った厄介が有る訳です。
SS『阿古義な男達』で、己の容姿に関し「此の姿に興味は無い」と云っていた夜も、矢代がたびたび自分の事を〝顔だけは良い〟と褒めるので、少しは価値を見出せていそうです。他にどれだけ美しいと褒められても、矢代が気に入ってくれなかったら、やはり意味ないですからね。彼にとって、自身のルックスは疑似餌でしか無いのです。生餌にはなるまいと、喰われる前に喰ってやるのが信条であります。

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