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湿血帯不快指数

湿血帯のお知らせ、管理人の雑記など、じめじめ

長編第2章〈改稿版〉3話
大幅カットするか葛藤してました、いきなりの駄洒落。
という事で改稿着手からだいぶ経過、読者が居るあいだに終わるのか二章……

《pixiv》長編2-3 不和の林檎

これの初稿は2011年、林檎を象徴に書き連ねた話ですが不和の林檎に繋げたいが為に「楽園の果実=林檎」と仮定し問答させていますね。林檎と無花果のどちらが適切か、という点は骨子から外れる上に話が長くなるのでほぼ触れず。
「善悪を知らねば禁断に惹かれる事も無く、蛇の唆しさえただの提案。神も悪魔も各々にとって都合の宜しい果実と経典を撒き続け、そしてヒトの派閥も同じだけ分かたれる」
今作中から引用、ライドウの台詞ですが〝都合の宜しい果実と経典〟に先述の──それこそ書き手の都合が集約されております。
ところで不和の林檎とはトロイア戦争の発端とされる「神々の座に投じられた林檎」そのものを指しますが……これを所謂「争いの種」と捉えた上で〝「知恵の樹の実」も結果的には「不和の林檎」に等しい〟と論じる、そういう乱暴な回です。


そういえば矢代は〝悪魔たらしめる〟要素が何であるかを自問自答していましたが、夜は〝人間たらしめる〟要素を説きがちですね。後者のそれはヒトの善性を否定しがちな事が多く、矢代の神経を逆撫でします(というより、その為にわざわざ論じる夜)

矢代は東京受胎以前の自身を「普通の人間」と自覚するからこそ、以降追及すべきが「悪魔の要素」となる。それは知らずのうちに悪魔らしくなってゆく事を避けたい為。
それまでは縁も無かった悪魔という存在を強く意識し、何を以てして〝人間から(重要)悪魔と特定されるのか〟を非常に気にする。

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