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湿血帯不快指数

湿血帯のお知らせ、管理人の雑記など、じめじめ

私事なのですが
覚え書きみたいな、日記みたいな、そういうものです。
二次創作とほぼ無縁(創作傾向への影響は、多少分かる内容かも)

ちょうどエイプリルフールになっちゃいました。まあ、これが嘘なら良かったな。



とうとう身内が亡くなってしまいました、昨日。

亡くなったのは自分の祖母ですが、実家を出るまで共に暮らしていたので、かなり近しい存在でした。何より自分の一番の恩人だと、改めて思っています。

色々と理由はありますが、祖母が居なければまず自分は産まれていなかったし(血脈的な問題ではなく)
産まれていたとしても祖母が居なければ、社会不適合者か犯罪者にでもなっていたんじゃないでしょうか。それくらい自分にとって心の支えでした。

話が多少ずれますが、私は割と近年まで母が苦手でした。幼少期特にヒステリーな育児を受けたからです。親である母を好きな心に反して、しょっちゅう怒鳴られ引っ叩かれを繰り返されて母を憎んでました。
子供という事で何か粗相をしたのかと思われそうですが、少なくとも家の外や学校で叱られた記憶は殆どありません。母に逆らった事も、成人後まで有りませんでした。

小学校に入学した途端、担任教師に相談したくらい当時悩んでいました。このままでは母を憎み過ぎて道を踏み外しそうだと、あんな年齢で相談したのです。いつか親が老いて、力関係が逆転した時に報復してしまいそうな恐れがその時から有ったんですね。

実際、小学生時代は報復する事で思考が半分くらい埋まっており。沢山勉強して頭と体を鍛えて、相手を社会的に制裁出来ないかとそればかり考えてました。
でも、たまーに母が普通の親らしく接してくると、酷く苦しくなるのです。ここで心を許しては、これまでの耐え抜いた過去が無駄になると。そんな葛藤で日々泣いてました(優しくされると苦しくて、本当に泣いたり発作っぽいものを起こしていた)

甘えるという事が出来なくなっていて、通信簿に「教室を一段上から見ている・誰に対しても公平」といった事を毎年書かれていました。(教師5人、各々に同じような事を書かれていた)
要約すると「子供らしくない」と言われていたんですね。此処における「子供らしさ」というのは、単純ですが「無邪気(能天気)」だと思います。そういうものは、かなり欠落していたと自覚が有りました。

そんな具合で、ひたすら荒んでいたのですが。時折泊まりにくる祖母と会える事が、私はとても楽しみでした。
朝起きると祖母の布団に居て「ヤッター(∩´∀`)∩いつの間にだっけ?」とまどろんでいたら、話を聞くに「夜中に眠ったまま此処にやってきて、襖の前にずっと立ってたんだよ」と言われ唖然。祖母に甘えたい一心で、夢遊病をやらかす始末だったわけです。

色々と他にも理由はありそうですが、あくる日から祖母も一緒に暮らす事になりました。
母方の祖母なので、母の母です。
なので母が私をヒステリックに叱ると、仲裁に入ってくれます。普通に叱ってる範囲では様子見していて、いよいよヒスとビンタが飛び始めたら止めに来ます。
まあ、それでも祖母の居ないタイミングに悪化してたりもしましたが…
それでも家の中に母を止められる人間が居るという事実が、私を救いました。

成人後に知りましたが私、堕胎されそうな所を祖母が止めてくれたんですね。育てるのは自分がするからせめて産んでくれ、と言ってくれたそうです。
ですから祖母は私にとって、産まれる以前から命の恩人なのです。


なんだか色々書いちゃいました。
もう母もかなり丸くなったので、ここ数年はようやく親子っぽく付き合えています。(色々きっかけが有ったのも一因)
それまでは本当、分かりやすい所でいうと徒花シリーズの雷堂側の鳴海みたいな……(極端)
でも明がじりじりと詰られてるシーンなんかは、当時の感情を参考にして書いてました。あの時の心臓を握られているような感覚と、どうやって追い詰められていたかとか。自分が支配者の立場だったら、どうやって苛めるのかとか……

また脱線しちゃいました。
とにかく今はもう、私の心はだいぶ救われてます。
祖母が居なくなった不安は大きいですが、多分大丈夫です。

ここ最近、ずっと祖母が元気になった夢ばかり見ていました。でもお見舞いに行くたびに祖母は喋れなくなる、動けなくなる、一昨日は自力で呼吸出来ないようになってました。去年の正月はまだ働いてたくらい、身体も若かったのに。(病気するとやはり一気に老け込むんですね、実はこれまで親の親だとあまり認識出来ないくらい若かったので。)

私も自分の心を慣らそうとしたのか、終いには祖母の葬儀の夢を見るようになりました。なんて夢を見るのだと起きた時にはもはや半笑いでしたが、それ以来寝起きに泣かなくなりました。
週明けとうとう本当に葬儀なのですが、それはそれで現実味が無くて夢みたいです。

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