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湿血帯不快指数

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「人修羅ノ皮装丁本」Web再録+雑文


うっかりしてましたが、もう3年も経過していたので掲載しました。




カップリングじゃないので、だいぶ落ち着いた内容です。
こういう展開がフラットな内容って、どういった層にうけるのでしょうか。
私はまあ……自分で書くだけあって、好きなんですけどね。

この本に関しては、主にライドウの行動原理サカハギの生前に着目してます。
ただし、もっとディープに書き下ろしたのは長編第二章(10話目「体裁装丁の剥離」)にあるので、未読かつ興味のある方は、そちら単品でも読んで頂ければと思います。シチュエーションに燃える人は、前後の展開を知らずに読めると思います。
※本に比べて猟奇描写が具体的かつ犯罪めいた空気が強いです。

以下、雑文↓


自分は殺人犯の精神分析がされた文献を読むのが好きで、そういう要素が書く活力を与えてくれる。
脳の異常でもない限りは『生後の外的要因の為に犯罪・狂気にはしる』という自説がある。
酷い環境下においても無難に育った人は、絶対「グレなかった」要因がどこかにあった筈。
影響されない人間は、絶対いない。

とはいえ、犯罪とかってのは結局「人間の決めた法の上において」なので、こういう話題を感情的に解いていくほど虚しくなる。
「自分こそが正義」というスタンスは嫌われがちだが、こういう思考回路が一切ない社会はすぐに息絶えそうな予感はする。革命家には、やりぬくエゴがある。


「脳の異常」といえば思い出す事がある。
自分が脳手術を終え、夏季休暇のあと学校へ戻った際に「脳をいじったから、頭がオカシクなった可能性がある」と噂されていたそうで笑った。
その割には皆優しくしてくれて、当時そういった噂の様な事は一切耳にしなかった。
皆、とても「常識的」である。

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