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湿血帯不快指数

湿血帯のお知らせ、管理人の雑記など、じめじめ

長編第二章〈改稿版〉1話
ようやく二章開始、できるだけ〈徒花〉と交互に改稿版更新する予定。
体感的に10人くらいしか読者居ない気もしますが、一応続けていきます。
注意書き詳細版&あとがきは《詳細を読む》から(※記事に直接来た場合は別開きになっていません)



▶《pixiv》2-1 東京堕胎


──詳細要素(ネタバレ有)──

ライ修羅(ほぼ一方的な暴力)
閣下修羅(暴力性は無いものの支配的)

高階層からの突き落とし、歯欠損、マガタマ吐き戻し、ピクシー死亡、母親殺し

人修羅が自身の正体を認識しておらず現実を認めない為、まともな戦闘が出来ていない。章開始からいきなり焼き殺す話なので、幸先悪い雰囲気ですね。しかしピクシーの正体は一章から伏線が結構有るので、読み直すとなんとなく腑に落ちるかもしれません。
(『神曲』三部作にある通り、ダンテは〝ピクシーがルシファーの手先である〟との察しがついている。)

以下、改稿作業を終えての感想。

2011年の文章なだけあって、直すのに苦労しました。ピクシーの正体は割と気に入っています、これは一章を書いていた頃から考えていた訳でも無く、一章を終えた後に思い付きで決めました。自分の手で心の支えを焼き払ってしまうというのは、一生モノの瑕疵でしょう。
縁者の魂を素材に使うというのは、実に効果的であると想像します。魂の記憶がさせるのか、または魂を意識した現人格(この場合はピクシー)が感化されるのか、幾つかパターンは考えられます。
ちなみに「ヒトの魂を媒体にした悪魔のつくり方」は、細かく設定していません。勝手な創作魔術を書く気になれば、書くかもしれません。

ピクシー殺しの結果に際し、夜(ライドウ)がとんでもなく冷たく見えますが、彼が述べた「罪悪感を抱く必要も無いと思うがね」という気持ちは、割と同情的ではないでしょうか。それに夜は母を持たぬ存在ですから、彼自身が揺さぶられる部分はあのシーンに少ないのだと思います。別シリーズ〈帳〉の夜であれば、もう少し出てくる言葉が違ったかもしれません。

氷川があの様な状態で発見されていましたが、次にきっちり出てくるのは24話です。一体いつ頃改稿できるのか……

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