《pixiv》金魚玉
《pixiv》魔鏡ショウ
《pixiv》chaosの零余子
pixiv手直し再録系は、複数まとめて更新報告でいいか、というノリになってきました……
この3本は2012~2013年作品ですが、長編一章より断然直し易い。今の書き方に寄ってきた頃かなと思います。
金魚玉(2012年)
「飼っているのか飼われているのか」というニュアンスは他作品でもよく滲ませるのですが、これは顕著かと。何処から想起したかあまり憶えていない、というよりは幾つかの要素が揃った段階で思い浮かんだ話と推測します。球形の吊るし金魚鉢、檻を壊す、真珠の涙、膨れ上がったらんちゅう、夢の蝕み、イメージの数珠はこの辺り。鉢の世界が球形であるという共通項から、ボルテクス界と重ねた。
魔鏡ショウ(2013年)
帳文庫版に書き下ろした話、これは舞台から決めた覚えが有る。帳エピローグでは欧州だった為、次の旅行話はアジア圏にしたかった。話には必ず、悪魔か魔術的なアイテムを出すという信条が有る為、骨董屋に並んでいて違和感の無い鏡にした。中国の魔鏡という事で照魔鏡、音から魔鏡→魔境に繋げ、魔都と喩えられる上海に決めた。テーマのせいで最後は鏡プレイになった、不可抗力。
帳の良い所は、数十年単位の時間の開きを書ける事。
chaosの零余子(2012年)
二重フェイクが特徴的な回ですが、大体思い付きです。試験で「どちらが本物か?擬態者はライドウ」をやる事は決めてあったものの、その前後は特に固まっておらず。凪と人修羅をデートさせ始めた辺りで「この段階から騙した方が面白いし、ライドウにとっては擬態の慣らしになるな」と感じた為、突発的に二重となりました。
夜の仲魔のアマツミカボシは、ゲームと比較すると妙なテンションですが気にしないでやってください。
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