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湿血帯不快指数

湿血帯のお知らせ、管理人の雑記など、じめじめ

pixivに8作品掲載
更新報告をサボり過ぎたので、こんなタイトルに。
そしてとうとうブラッシュアップ版〈長編 第一章〉が完結しましたので、それに関しては別で記事を書こうと思っております。
今回は量が多いので、タイトルにリンクを繋げてあります。



腹に一物(2015年)
ダンテ主の人修羅……つまり前回周の矢代は、現在の矢代よりも悪魔に対し淡々としている気がする。この話では名前で呼びかけているが、ダンテに対し〝貴方〟と云う辺りも、対等な立ち位置を望んでいる態度に感じる(これは現在の矢代にも共通する)

ヒイフウミイヨ(2018年)
矢代が割と暴れている回、そして基本的には「協力的なタイプ」である事も分かる回。
里モブの白灰は、結構気に入っている。泡沫の様な人間だが、厭世的ではない。紺野と対極にある様な人物。しかし師が同じという点において、擦り切れる事の無い縁が有る。面白いところは、白灰も紺野もリン師範に影響を受けているところ→電影夜話の解説に進む

電影夜話(2021年)
揉め事は封じ、安穏としながらもどこか冷淡な白灰。悪魔と親しみながらも概念を崩すような科学を好む紺野。リンの要素が教え子から露わになっているが、しかし彼等の気質は異なるもの。
この話には無いが、白灰が紺野に対し〝辛い事があれば、お師匠に相談すれば良いのに〟というスタンスは、解決の為の純粋な提案であると同時に「自分からリン師範を取り上げたくせに、あの方を信頼してないのか」という冷たい嫌味である(『caprice』に台詞がある)しかし白灰に嫉妬の自覚は無さそうだ。
この連中に挟まれてようが、狸はのんきなものである。

阿闍世のリビドー(2010年)
この話は古い為、手直しに苦労した。帳の夜にとって、矢代は伴侶であり母でもある。そして自分自身は、父親でもあり息子でもある。それを意識した時、果たしてここに掛かってくる意識(コンプレックス)は何か?と当時考えた結果。

海月の骨(2022年)
『阿闍世のリビドー』と対になる話(執筆時には意識していなかった)
「器に魂が宿っていたらどうするか」「墓を発く夜」そういう妄想から生まれた話。
埋葬関連を結構調べた結果、よく遊びにいく集落に辿り着き「ええっ?」となった。95年まで土葬もやっていた、やはり儀式においては許可が通り易いのだろうと思った。
【裏話】本当は帰宅後、玄関入ったとこで廊下に突き倒されて其処で──という脳内プロットだったのですが、気力無くて場所を変えてしまいました。

核語りき(2020年)
夜は、他サマナーのタム・リンと遭遇した事はあるのだろうか?
そういう妄想から、気付けば里モブが生まれていた(結局そうなるのか)それにしてもこのモブ、割と心変わりや反省が見えたのに、やはり仇討ち事には容赦無い夜であった。

1-36〈最終話〉nocturne(2010年)
やっっっっと終わった、今はただそれだけ。
先述の通り、また別で記事を書きます。

無い憑座(2020年)
夜と凪と、二名だけで行動している話を書きたかった(関係に矢代が入って来てからの
凪の不安は、矢代への思慕が「サマナーとして悪魔を欲する形になっていないか」という傍目への意識。しかし彼の人間性を尊重し、悪魔を完全に剥ぎ取ってしまえば「自分と付き合う理由がなくなるのでは」とも考える為、後者に関しては夜とも共通している……かもしれない?
それにしても水の悪魔ばかり書き過ぎだろう。

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