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湿血帯不快指数

湿血帯のお知らせ、管理人の雑記など、じめじめ

ダンテ主連載ラストスパート
あけましておめでとうございます、年末年始と風邪で殆どダウンしてます。
それでも一応進めてますので、一部だけチラ見せ……既に不穏ですね。
っていうか本当にこれ読んでる人居るのだろうか…遡ったら、どうやら連載開始から4年は経過していた模様…本当にすいません、此処ライ修羅サイトですし……
ただ、ここまで進めたからにはキッチリ終わらせます。ダンテ主傾倒への精神面と、筆の進みは割と好調です(体調が絶不調ですが)
すぐにお返事出来ませんが、応援お待ちしてます。
いや、もう個人サイト見てる人は殆ど居ないのかなあ……そういう時代なんでしょうね。




「ダンテ、子守りは一人で出来るの?」
「ああ、とりあえず黙っててくれ、二人で話がしたい」
「はいはい、子供の喧嘩に親は口出し無用……ってね」
 そうは云いつつも、触れたらバチリと来そうなくらい神経を鋭くしているトリッシュ。
 まあ、その方が俺も助かる。リベリオンの柄を指先に遊ばせ、クルクルと空を斬りながら質問を考えた。
「ヤシロ、お前は今正気か? いっつもイヨマンテ……だっけ? アレ飲んでるから、混乱はしていないと思っているが」
「ああ……正気……」
「何で疑問形っぽいんだ、ん?」
 ピタ、と掌に止めたリベリオンを担ぎ、一歩二歩と歩み寄る。
 一瞬肩を揺らしたヤシロだが、それ以上は後退しない様子。
「俺は、俺は……貴方を殺すっ」
 唐突に吐き出されたヤシロの台詞に、一瞬呆然としちまったが。
 反芻すれば何やら可笑しくて、俺はソールを床に数回叩きつけながら爆笑した。
「おいおい少年、今更どうした? マントラの入口で最初にボコされた事、ようやく腸が煮えくり返ってきたか? 随分とタイムラグ激しいな」
「本気だ!」
「なんだ、俺を仕留めりゃ金一封か、はたまた人間にして貰えるってか? 何処の人魚姫様だよ」
 あの寸劇に、シビアな批評を飛ばしてたお前。こうなる展開、既に視えていたって事か。
 そりゃテンションも落ちるだろうな、でもアンデルセンは許してやれよ。
「俺を殺しに来たって割には、窮屈そうな箱で来たじゃないか。サプライズのつもりだったか?」
「……もう、そんな事は話したって、無意味だ……」

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