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湿血帯不快指数

湿血帯のお知らせ、管理人の雑記など、じめじめ

夜の夢を見た(覚書)
表題の通り、高解像度の夜の夢を見た。
夜の視点であり、夜に憑依しているといった状態か(執筆中が憑依される感じ)ただし、言動は100%彼が決めているので、自分は眼を借りているだけだった。
あらすじを先に説明すると「他者を意のままに操る術を入手(奪取?)した夜が、ひとまずその場を立ち去る」という展開。

以下、内容詳細。


現代の様子、ビジネスホテルの一室で身支度を整えていた(いつもの黒づくめ)

場面は変わり、何処かの家の個室。鏡を見ると長髪の少女が映る(おそらく夜が、この家の人間に擬態している)

時間が飛ぶ。少女に化けてこの家の住人から〈札〉を奪ったばかり、手元のそれを眺めるなり筆記具を取り出し、呪文と名前を書きつける。目前の相手は棒立ちとなり、何か唱えればその通りに動作する(単純な操作しか出来ない&面と向かわなければこの術は施せない様子)此れが目的だったのか、悦びの感情がむらむらと昇って来る(くつくつ笑っている声と、視界がそれに合わせて揺れる)

物音がする、廊下に飛び出してきた少年(おそらくこの家の一員)はランドセルを背負ったままで、此方を凝視して無言。夜は少年に銃口を向けながら「名簿を頂戴」と言う。少年はランドセルからクリアファイルを取り出し、此方に差し出す(クリアファイルには数枚プリントが挟まっている)その中に名簿が有る事を確認しつつ、夜は二三歩後退、少年に銃を向けたまま「名前を教えて」と訊ねる。
少年は名乗るが、恐怖のせいか棒読み(そもそも着ている体操着のゼッケンに名前は書いてある、ルビは無かった。の入る苗字だった。)
夜は「御礼に一旦見逃してあげる、今後君をどうするか知らないけどね」と言うなり踵を返し、先程〈札〉で言いなり人形にした男を素通りして、家の玄関に向かう。

薄く開いた玄関扉の隙間から〝家長〟らしきスーツの男が見える、ビジネスホテルのロビーで会話したサラリーマン風の男だ。此処で再び踵を返し二階へ、ガラス窓解錠、ベランダ柵を踏み台に飛び降りる。鳥型の悪魔を召喚し、その足に掴まり空を滑空。この時、視界がぐらんぐらんと揺れる。夜がブランコを漕ぐ要領で、身体をぐいぐい振り子にしてはしゃいでいた。術(札)を奪取できた事が満足なのか、空で高笑いしつつ〝子供達をどうしてくれよう、思うがままの操り人形だ、個人の意思など知ったものか〟といった事を脳裏で唱えている。恐らく、ついでの様に奪った名簿を指している。

札があと何枚有るか知らないが、名簿に載る人間を捜すのは容易い。しかし夜は一転、無言になる。静かになった夜の脳内が視える、操った子供達で何をするかといえば、教師の真似事をする己の姿。それしか浮かばぬ事に呆れや嫌悪が生じ、夜は息を殺したまま。
いたたまれなくなり、自分も夢から飛び起きた(明晰夢で自分から離脱できたの初めて)


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