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湿血帯不快指数

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曲と妄想【蜉蝣】
いきなり何?と思われそうですが、脳内でぐるぐる渦巻いている曲を紹介します。折角このブログで語るのですから、二次的妄想、インスピレーションと絡ませます。気紛れ、今回は「蜉蝣」から。
※曲名にリンク有り。しょうもない戯言も読みたい人は、全文表示で。


Holy Needle
〝翳される矛盾の言葉 溶け出す憎悪と悲しみが〟

イントロが良い。このバンドは、掠れ切った声みたいに縋りついてくる、その割に硬質かつシンプルな音してて好きです。縋るだけあって、何かを求めている様な必死さが感じられ、狂おしい気持ちになる。
白い鴉という曲も有りますが、SS「白い烏」は此処からイメージして書いてます。他にもいくつかタイトル拝借した話が有りますので、分かる人は成程納得してください。作風(歌詞)的に、大体浮かぶのは夜なのですが…


白い鴉 〝嫌う事など出来るわけでもなく 傷付けるからもう「好き」とも言えず〟

 〝高く高く手を伸ばし 朱く朱く染まるこの場所から〟

 〝苦しかったよ 一人じゃ居られ無かった あぁ…〟

赤の虚飾 〝泣いて縋るその姿に吐き気を感じた〟

光の影 〝君の心が 目の前で壊れていく〟



「Holy Needle」

イントロが良い(二回目)〝切りつけた宿命に「さよなら。」吐き捨て今すぐあの空へ〟の、音と一緒に駆け上っていく行く感じが何度聴いても堪らない。針状の結晶とはなんだろうか。不可視の傷に触れる流れも良い。痛々しいまま何かに向かっていく、向かわざるを得ない、そういうイメージが色々与えてくれた。

「白い鴉」
記憶喪失ネタのタイトルにした理由は、喪失=色を失くしたというイメージから、まんま過ぎる。あとカラスだから、失くすのは夜の方にした。矢代は夜の黒さを疎みつつも、その色で彼を認知し、受け止めていた。

「手」
ひとつの答えを出さなければ自分に嘘をつく事になる、というこれは強迫観念ではないか。そこからの〝騙し騙し生きてきたけど〟と続く為、不穏を払拭しないまま曲としては終わる、そんな空気。このバンドは歌詞に赤(朱)をよく出すけれど、どちらかといえばネガティヴだったり、奥底のイメージで使っている気がする。ただし同時に内面であり、自己や相手の一部である。赤い場所だのいうと、今では徒花の夜の中を連想してしまう。

「渦」
重過ぎる。歌詞もだけど歌唱の力が強大、しかもボーカル自身が……

「赤の虚飾」
これもイントロが硬くて良い。同タイトルをセタンタとの話にしたが、どういう理屈かざっくり読み直し、思い出していた。やはり「本性」というワードが脳に引っ掛かる、自分の書くセタンタもそこそこ潔白を装うタイプなので、矢代との暴き合いの様なイメージから連想されたのかもしれない。一瞬夜が過ぎるけど、自己保身の為相手を暴こうとするのは矢代だ。

「光の影」
なんかは最近どうもルイライに聴こえてしまって駄目ですね病気です、しかも指輪欲しがってて笑う。傍に居るだけで、壊れていく事を止(と)めない雰囲気が有る、アップテンポなのに怖い。

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