"更新"カテゴリーの記事一覧
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《pixiv》1-33 第五カルパ
軽く驚きました、事後処理シーンだけでこんなダラダラ書いてたっけ?完全に忘却してました。
というのも2010年頃の作品を、あまり読み直さない為。おさらいし続けねば矛盾が発生し易くなるのに、困ったものです。短編や他連載ではif要素も有るので、また別枠で捉える事も可能ですが……
結局「長編第二章を書き進める前に一章を〝おさらい〟しておこう」と、そういう魂胆も有りpixivでブラッシュアップを開始したわけです。しかしこんなに苦しむとは想定外でした。
年内にpixivも二章に移行する、という目標。
二章の10話(2012年頃)あたりから、恐らく手直しが今ほどキツくなくなる……という希望的観測。そもそも何年かかっているのやら。ずっと書き続けてきたというよりも、長編に関しては完全にペース遅れによる長期化なので、だらしがないといった自認です。他の人の創作ペースに関してはどうこう思わないのに、自分の事は「出来る筈なのにやらなかった」が明瞭となる為、手直しの度にダメージを受けてます。最近書く新作は完全に息抜き、ブラッシュアップなどの手直しはサボったツケかなという感じで、呻きつつ進めています。
手直しで苦しいのは、矢代のラフさと硬さの調整、夜の内面や事情をどれだけ露出させるか、この辺です。長くかかると帳尻合わせが難しくなる、分かっていた筈なのにぃ~°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
何やらぼやいてしまいましたが一章残りあと3回なので、懐かしく読んでいる方も、pixivから読み始めた方も、気が向いたらコメントください(web拍手もブログコメント欄もBBSもマシュマロも、窓口だけは沢山有るので…)PR -
《pixiv》瞑眩 《pixiv》雪の果てまで
「瞑眩」は拍手御礼SSとしては新しい方ですが、内容・尺の都合で新作と差し替える流れになりました。よってpixivにひとまず掲載、ライ修羅……タグで大丈夫ですよね(多分)
「雪の果てまで」は本ブログ〈SS〉カテゴリでも読めますが、本文にムラサキシキブの描写が有った為、気まぐれに載せました。というのも拍手御礼SS新作「玉巵の君」にもムラサキシキブが一瞬出てくる為。夜の過去暮らした庵と、帳で二人暮らす庵と、同じ庭木が有ったら良いなと、ふと思ったので…… -
久々の完全新作、しかしまた帳番外で、またまた葬送系のネタ。帳は主役二名と環境設定の関係か、死生観にまつわる話が多くなる様子。
今回は魂無しの筈の器が突然泣き出すという不穏な話です。
後日談としてヨシツネの話も考えているので、そちらはweb拍手の御礼SSとして掲載する予定。
さて、あとがきで書き忘れた事を、ネタバレという程では無いので此処で書き置きます。
〝功刀の血肉となる事さえ許さない〟
ラスト付近の一文ですが、これは比喩でもなんでもなく本当に血肉であり、どういう事かというとSS「亡きガラスープ」を読めば分かります。矢代の中には、とにかく自分しか納めたくないのでしょう(夜がね)
こないだ描いたしょーもな1コマ漫画。こんなツッコミを入れながらも、自分は人間姿を維持したがるという……
〈その2〉が描かれる日はくるのでしょうか。 -
《pixiv》スワンのシュー
とうとうpixivにも掲載、異物混入話(言い方)
内容ネタバレの上で、以下記述▼
浮気草のつゆを被った矢代が、終盤あられもない行動に出るわけですが。個人的には、あれはアイテムによる誘惑行為というよりも〝引き出されただけ〟の様な気はします。
雷堂(明)に対する態度に滲み出ていますが……他者から向けられる好意、それも明らかに恋情含むいじらしくも固い想いを、彼は利用する傾向にある。
徒花番外SS『甘露日』には、同時に二名の矢代が出てくるシーンが有ります。あれはどちらも矢代であると思って、私は書いています。
夜も他者好意を利用する側面は有りますが、彼は好意が強いほど最終的なコントロールが難しくなる事を知っている為、警戒からほどほどに、もしくは契約など結び条件を課す。好意が双方向かつほぼ同等の熱量に無い場合、一方が破滅する様を見てきたせいでしょう。 -
《pixiv》帳 最終話
やっと本編最終話です、手直しなのに期間かかり過ぎ。
〈帳〉は、ライドウこと夜が比較的素直に己の情を認めた唯一のシリーズです、今のところ。
今後〝近いか、それ以上の歩み寄り〟に展開する作品が出てくるかは謎。しかし帳も番外編では二名とも随分まるくなり、嗜虐被虐もひとつのロールプレイじみた扱いをして快感を貪っているような……
やはり帳は、夜が矢代に「心身共に寄り悪魔側になった」「命を預けている」これら要素が大きい。
とはいえ、元から希死念慮の強い彼なので、自分の命を賭け金にする事には抵抗も無い。それで欲しいものが手に入る、赦されるなら安いものだと、高慢な振る舞いの割に思ってそうです。 -
《web拍手》直リンク 《pixiv》懺悔は一種の惚気なり
久々にweb拍手の御礼SSを更新しました。
「瞑眩」
ライ修羅。人修羅が一時的に失明状態に陥る。ライドウは労わるどころか……
いつものうちのライ修羅といった感じ、個人的には万力(違)で締め上げるシーンがお気に入り。
「懺悔は一種の惚気なり」
ルイライ。懺悔室に現れる怪に、ライドウは思わずルイの名を挙げ……
拍手御礼から外したので、ひとまずpixivルイライシリーズに格納。「瞑眩」もそうですが、夜は〝好きな相手が危険な目に遭おうと、自分の好奇を優先する〟事が多いですね。ただし相手が堅気でない(人でなし)場合に多く見られる。 -
《pixiv》帳九話 鬼哭啾啾
粛清の回。
作品本文からも分かる通り、凹里は男性の体で侵入すると、何かの呪いを受ける(人間の肉体のみ)
夜は自ら女体変化してから襲撃実行しましたが、これを「呪い除け」の為と取るか、はたまた「嫌味」と取るか……
目的がはっきりしていれば、人間相手に嬲る事も厭わぬといった模様。そもそも嗜虐の癖は持ち合わせている為、コントロール可能な範疇であれば興奮すらしていそうです。しかし今回の報復行為に出た理由として「矢代が犯された」事実が前提に有り、応酬としての攻防・嗜虐を、不快感が上回ってしまっていたのではないか。
さて次回はいよいよ本編最終話です。エピローグ~番外編に関しては、pixivに載せるか否か迷っています。
また手直し再録とは別で、帳の番外新作を書く予定もあります。こちらは中身の無い筈の赤子が泣き出したという、不穏な内容となっております、乞うご期待 -
※ひとつ前にweb拍手のお返事記事があります。
《pixiv》かわいそうなこども 《pixiv》雨垂れ意思を穿つ
色々と今更な報告となってしまいましたが、pixivに2作品掲載しました。残念ながら、どちらも新作では無いです。
「かわいそうなこども」は相当昔に書いた為、描写が曖昧。
帝都からやってきた件の十四代目は、どうやら大人しそうだが……という、鳴海から見た最初の印象を書いたものです。しかし夜も本性を隠そうとするわけでなく、鳴海を窺う為、一時的に個を伏せていたのかと思います。
鳴海とライドウの絡みを普段あまり書かないのですが、親近感というか、共感し得る部分が確実に存在する仲、そんなイメージです。だからこそ互いに踏み込まないのですね(あくまでも本サイトにおける二名を指した見解)
「雨垂れ意思を穿つ」はなんとも懐かしいナナガス、コピー本書き下ろしの再録です。ナナガスを書く過程で、フリンの4F皆殺しでのキャラクター像が固まっていった様子があります。それ以前に書いたワルフリの時点で出来た気質をベースに、何処かに置き去った自らを俯瞰するような物言いをさせている気がします。 -
※ひとつ前にweb拍手のお返事記事があります。
《pixiv》1-32 使役印
またかなり間を空けてしまいました。今回は殆どが性行為シーンの為、本当に手こずりました。
余談にも書きましたが、夜の掘り下げをすればする程、パンチ力が無くなる。
やたら過激にしたい訳ではないものの……得体の知れない、何をしでかすか分からぬ相手への恐怖、インパクト。そういった緊張感を一章では常に撒いていたので、夜の内心をどれだけ明かすか、毎度難しく感じます。だから狭間を漂う君を求めた、悪魔に成れぬが人には遠い、僕の傍に置いてみたかった。
今回の加筆で、気に入っている一文。
矢代は人間に戻りたがっている悪魔(半魔)であり、夜は悪魔の方が身近な人間である(そして人の善性からほど遠いと自認、内罰的である)