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湿血帯不快指数

湿血帯のお知らせ、管理人の雑記など、じめじめ

pixiv『睡狂』『揺籃歌』『阿古義な男達』


《pixiv》睡狂

《pixiv》揺籃歌

《pixiv》阿古義な男達

霊酒つくよみ登場した狸、蝦蟇の関連作品を勢い任せに掲載。
帳もそろそろ何か載せたいなと思い、時系列やサブ要素に左右されづらい作品を選択。


睡狂(2020年)
矢代のほうが積極的な話を書いてみたかった。それと〝作っていない〟時期に夜の身体が危うくなった時はどうするのか、など妄想して。しかし『海月の骨』を執筆中にも思ったが、1体くらい常にストックしておいても良さそうなものだが、出来ない理由でもあるのか?(どれだけ保存状態が維持できるかなど、実験しておくべき)
この話は最後の〝眠りについた夜〟が気に入ってます。魂はすぐ再会するのに、ひとつの別れを感じる。


揺籃歌(2011年)
候補生時代なれなれしい同期が居たらどうか、みたいなイメージから生まれた狸(リー)
そいつは夜にとって不可解な奴。家と富も有る、しかし更に何を欲するかといえば、形さえ無い〝母の愛〟
親など居てもこんなものか、と様々な事に諦観を抱く。しかし同時に、リーの見せる無償の愛に嫌悪と羨望も抱く。感情への羨望というか、それ以前のあらゆるものへの渇望というべくか。
夜は矢代の持つ「与えられた情愛を人の幸福として捉え、その立場にあれば同じく施す」気質を嫌ってはいない。


阿古義な男達(2020年)
ブログのカテゴリ「SS」に載せていた話。ガマに一方的に弄ばれていたのか、それとも夜から支配する部分が有ったのか、書き出さないと分からないところが有った為、試しに執筆。
ガマが執着する動機、その根源にある「蛙の呪い」「夜への欲望」どちらが大きいのか。個人的には「前者がトリガーとなり接触が増え、情が生じて後者も肥大化した、そんなイメージ。

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