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《pixiv》帳六話
更新しました。
何度か語っているのですが、帳は最初サイコホラーにするつもりで構想を練ったので、その名残から「人修羅視点のみ」「結婚してからがスタート」「閉塞的」なのですね。
もっと追い詰められていく過程を考えてあったのですが、半ば辺りで「それは別の機会にして、このシリーズはさくっとまとめるか」と方向転換しました。
結局あの環境下だと、捏造要素を主にしなければ長々続かないわけで……そうなるともっと本腰入れて考えなければならないと思い。当時、並行連載で長編一章&徒花を書いていた為、帳はコンパクトにまとめたかったみたいです。PR -
正直なんとも言えないなあ、と悩んでいましたが、やってみない事には分からない部分も多かった為、一週間早い誕生日プレゼントとして買ってもらいました。
名前は「制服の花柄がそれっぽい」と発売前からC氏と話していたので、ハナエモリ。
(しかし現実では、ハナエモリデザインの学校制服に花柄は存在しない)
さて今回は- 難易度HARD
- こちらからの悪魔会話禁止
- 合体禁止
でスタートして、現在Lv13です。
まだ「命乞い」が解放されておらず、強制加入のピクシーと二人旅が続いております……
前回は合体縛りしていなかったのですが、おそらくガストンが居なければ合体無しでいけただろうと思い、今回はチャレンジしてます。
なにより真5は写せ身という「常時書き換え可能なデビルソース(SJ)」が仲魔と主人公にも存在しているので、悪魔合体無くてもやれてしまうのでは……という、ひとつの検証でもあります。
このNEWをいつまで残しておけるのか。 -
《pixiv》1-29 第四カルパ
自分から飛びついてしまう回、待ての出来ない犬。
呪いゾーンの話ですが、それこそゲームでも長居したい場所では無かった為、さくっと済ませてしまったような。事前情報無しでベルゼブブ戦に入り、低Lvながら丁度耐性持ちばかりだったので45分かけて倒せた記憶。私は矢代と違って、なかなか運が良いらしいです。
さてライドウと契約するまであと少し、という段階まで来ました。そろそろ+a回を挿入する事を考えなければ。第二章への繋ぎを、適度な不鮮明さを残しつつ、もう少しスムーズにしたいです。繋ぎそのものを書くというよりも、布石を増やすイメージ。 -
《pixiv》帳五話
夜って、暇が有れば読んでるか書いてるような、そんなイメージが有りますね。読み書きが苦痛でないのは、羨ましい限りです。
以下雑記。
夜の手帳の話は、徒花でも出ていたような。
SS『止まれ、お前はとても美しい-後編-』でも手帳のページを破いて、凪に渡していた。ただし彼の事なので紛失しても問題無いという…重要度としてはその程度だろう。漏洩しては不味い内容は、間違っても書かない筈。
夜が学校教師になりたい理由のひとつ、やはり学校所蔵の本だろう。他者に教える事で知識の掘り下げが出来るうえ、資料も豊富とくれば最高の職場である。
悪魔草子を「読める」と判定した矢代は、猟奇や殺伐、葛藤的な話に対して、案外耐性が有るのかもしれない。自分から率先して読むことは、あのような状況でもなければ無さそうである。それともボルテクスから歩んできた己の経験が、耐性を強化したのか。では本来どんな本が好きなのだろう、レシピ本以外で。
宮沢賢治作品に対しての印象を「この人の話って、抽象的過ぎる部分に出てくるあれこれが、実在してるものか判らないんだよな」と言っていた(SS『電影夜話』)学校で習ったり、もしくは家に有ったり、夜の本棚にも有るのかもしれない。やはり、基本的には実用書を読んでいるイメージだ、多分エロ本も持っている。 -
《pixiv》春啼き百舌鳥
《pixiv》ブランコから
【春啼き百舌鳥】
少々手直ししてpixivに掲載。
今読み直すと結構気恥ずかしいですね。ここ数年の方が、夜も矢代も言い訳が酷い気がします。
この話はライ修羅に分類したものの、普段のイニシアチブを感じさせない流れで、まだ手探りの頃だなと感じます。長編と徒花の方で思い切りやっていたので、その反動で割と柔らかい短編なのかもしれません。同情されたくないのに過去を聴かせる夜の心境のなんたるか、矢代に同じく傷付いて欲しいからか。
矢代ってたまに、夜の欲しいものを溢れんばかりに注いでくる。
【ブランコから】
これはほぼ直してないです、この頃からブランコまわりの情景が、鮮明に脳内に有った。
「海気譚」で〝綺麗な景色を見ていると死にたくなる〟と言っていた夜だから、首吊りの縄をかけようとした花畑もきっと綺麗なのでしょう。 -
《夜一夜 -よひとよ-》
主にライドウの過去話、モブライなどを集めたシリーズです。2009年の作品はそのまま載せるのは抵抗が有った為、軽く手直ししています。今の所、本当に軽くですが…(今後どの程度再構築するか未定)
この辺りの作品は二次創作的捏造部分が多い為「目次」に色々と書きました。里や夜の資料は耽読魔酔から引用、モブ紹介などはサイトにも無い書き起こしが殆どです。
pixivでいくらか手直し連載しておりますが、此処のライドウは複数のシリーズや短編を読む事で生きてくるキャラクター性との自負が有ります。ライドウ受が平気、且つ紺野夜そのものが気になる人には是非読んで欲しい…ならばサイトから一部掲載しても良いか。というノリで、これまた実験的に開始してしまいました。
ブラッシュアップ系は「改装後のサイトにpixivから逆輸入する」事を念頭に置いております。 -
《pixiv》1-28 魂の檻
ライドウが悪役の様な状況です、長編一章はそもそもベースがそんな感じか……
執筆しながら「紺野夜には恐怖心が殆ど無い」事を、改めて実感します。特に「死に直結する」類の物事には鈍感というか、危険度の察知はせども恐怖に繋がらない。
彼が怯えるのは「これまでの自分を無かった事、無意味にされる事」それも他者によって。なので己を絆そうとしてくるものを警戒し、分かり易い情愛を疑う。
〝行くところまで行った時、自分は果たして何者になるのだろうか〟という彼自らが生まれ直そうとする行為は、これまでの自身を肯定するもの(生きる意味)なので可である。何かに生まれ直すかもしれないし、何も残らない〈死〉かもしれない。過去に交わした他者との約束や呪いも有るが、これは当人が「ひとまず生きる」為に繋いできた橋の様な想いであり、支える感情支柱の中でも「恐怖」「慈愛」は脆く邪魔なので、前者は感知せぬよう酷く鈍感に、後者は受け流したり己に見出さぬよう生きている。
彼が最後に鮮明に恐怖したのは、おそらく里で最初に輪姦された時。あの辺りを境に、何処か完全に閉ざし始めた。それからは谷と心中されそうになった時も、呪いの種を飲み込んだ時も、百穴に追い詰められた時も、獏を前に眠りに落ちる時も、リンを殺した時も、屍鬼か剥製にされかけた時も、ルイに殺されかけた時も、恐怖はしていない。 -
《pixiv》帳四話
久々に更新できました。
この回はヤってしかいないので、手直しするのも一苦労でした。出来るだけ原型と流れは変えず、台詞も削っていないつもりです。
この初夜で矢代がほぼ無抵抗なのは、脚を欠損している事が大きい。普通にやりあっても強い相手を前に、脱する試みは流石にしない。しかも夜は契約関係上、一番の回復を与えてくれる相手でもある。
何より「初夜権を買った」夜の行為に、矢代自身が絆されている。半ば強制的に連行され、あの状況だというのに。夜に対して抱いていた情が、どんな形の契りであろうと特別なものに昇華させている。それを自覚しているから、自らも〝狂っている〟と反芻するのだ。 -
回憶の骸(おもいでのから)と読みます。人間の器自体は、様々な記憶(情報集合体)の脱け殻だよなと思い。骸もちょうど〝から〟と読むので。
「下里の人間から見た夜と矢代」というタイプの話で、モブ視点です。私は帳のモブ視点を書くのが大好きです。主役二名の視点では分かりきっている事が、他人からだと全く見えない。この未知を想像するのが好きで、帳の場合は関係性から「畏怖」になり易い。このシリーズでは特に、彼等二名は「人の形をした別のもの」という異質をえがきたいので、すべてを知る事の許されない立場(モブ)が重要だと思います。
更新後に作品読み直しましたが、あとがきの簡易解説でガラ紡を説明し忘れていました。
〝動力源を水車として行なった紡績機〟の事で、スピードでいえば「手動には勝る」が「機械紡績には劣る」といった位置づけです。糸の太さが悪くいえば均一でなく、良くいえばムラが風合いとなります。
〝「つぼ」と呼ばれる円筒形の容器に綿を詰め、垂直に立てた状態で、円筒の中心軸を回転軸として円筒を回転させながら、綿を上に引き出すことにより紡糸を行う〟
このつぼに「悪魔の蜘蛛糸を巻き付けた繭層(真綿)」を詰め、ミックスした状態で紡糸される様なイメージで書きました。蚕繭云々は、同じく帳番外「玉繭の化石」でも書いているので、併せてお読み頂くと良いかもしれません。
紡績や織機というと、生まれ育った家のすぐそば、長屋の様に連なる小さな木造工場があり、すりガラスや建付けの悪そうな戸の隙間からカタンカタンダダダダギイギイと、数種類の音がずーっと薄く響いている。あの光景を思い出します。織機の音を聴いて育ったので、その手の話を書くとなんとなく郷愁じみてきます。工場が動かなくなってかなり経ち、もう半分くらいは駐車場や家になっているので、いずれすべて消えるのでしょう。 -
「Discipline a la mode」に関しては、かなり今更な報告となってしまい申し訳ありません。更にはpixivのみweb再録掲載という状態です。
再録系はサイト改装までの間、pixiv掲載で一時凌ぎとなりそうです。それとWeb拍手のログも改めてまとめたいので、現在TOPに載せているログページはそのままストップさせています(Web拍手を押した際に出てくる御礼SSは、引き続き更新していきます)
「イミテーション・クリスマス」ですが、こちらpixiv掲載予定は無かったものの「初湿血帯作品がコレだった」という方も数名いらっしゃって、どうやら単品でも読める?様子の為、実験的に掲載してみました。まだクリスマスには早いのに……
+a(例のR18おまけ話)も、キャプションにリンクが貼ってあります。
あつ森のスタジオで再現してみた
夜の髪型を左右反転出来ればなあ……