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湿血帯不快指数

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ブラッシュアップ版《長編第一章》23話


《pixiv》
ヨヨギ公園でライドウに喧嘩吹っ掛けられたダンテが、最終的には矢代に利用される回です(語弊が……特に無いか)
戦闘中の動作を結構変えました、つまり殆ど書き換えたという事です。剣に銃に忙しいバトルで、情報量の関係もあり間合いは詰め詰めで(召喚の隙を与えない事により、作者の負担を減らす)

作中でダンテに〝切れ味は魅力的だが、そういうトコが刀は駄目だなと云わせましたが、これは自分の所存も入ってます。刀同士なら剣士の技量で左右されるだけですが、両刃との戦いって実際どうなのでしょう?
(以下つらつらと私的見解、長いので興味ある人だけ読んでください。)

居合でさえ「今の角度だと入っていかない」「物打ちで斬れ」と、刀身の角度や位置にかなりうるさいというのに。片刃の得物で両刃を相手にしたくないと、個人的には感じる。
どれだけ切れ味が良くとも、薄い刃は進入角度がかなり限定される。例としては生えている竹を斬るのも危険で、あれの強靭な繊維に〝刃の方が持って行かれ易い〟という事らしく、師匠には「機会が有っても避けろ」と云われている。繊維に誘導された剣先が、自分の脚に降るのだ。骨と同等の硬度らしいが、繊維が無いだけ骨の方がマシだ(骨と骨の間に誘導されたら、似たようなものだが)

※試し斬りの機会が、そんなに有るのか? と疑問に思われそうだが、試し斬りが禁じられている処に入って日の浅い頃、上級剣士に誘われた事が有る。斬りたそうな人間に声を掛けているらしく、自分はそっち側と思われた様、何故。とにかく色んな素材(対象)を斬りたいワケなので、私有地の植物は手っ取り早い。

人間の内部には、色んな方向が有るイメージだ、筋やら骨やら。そういう構造を理解していないと、致命傷が与えられないどころか、刃を喰い止められてしまう。
「相手のに刃先を突っ込む際は、歯の隙間にガッチリ食い込んでしまう可能性が有る、その為、刀身は寝かせて突っ込む」これは実際に受けた指導であり〝何故ここで刃を寝かすのか〟という答えだ。角度の意味を知らないと、動きの真髄が見えづらく、キまらない。
(他流派に通用する理合いかはノーコメ)

このように、習えば習うほど、知れば知るほど、刀で戦う気がしなくなる。両刃って、どちらに振ってもそれなりにダメージが入るでしょう。片刃はその時点の比較で、半分しか有効範囲が無い。おまけに刃の無い側(棟)は弱い、此処で絶対受けるなと云われている、折られてしまう。
真向から受けず擦り流すにせよ、その後の刃の向きは? 斬る為には、相手に刃が向く様にしなければ、間合いも重要、近過ぎても振るえない。そもそも、返し刀で発生する翻す隙が、両刃には無いのではないか?

考え始めるとキリが無い、刀で戦艦に突っ込んだ某十四代目には関係無いのかもしれないが……

しょうもない雑記おしまい。

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