"更新"カテゴリーの記事一覧
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2025年もよろしくお願い致します(今更)
さて年末に掲載したものをざっと案内。
▶《pixiv》Ephemera
同人誌『光の陰』補完小説として限定公開しておりましたが、こちらの話は単独読切の為pixivに全文掲載しました。タム・リン絡みの話という事で、公開が何年も先になるのは少々勿体無いという理由も有ります。
(もう片方の補完小説『かぎろひの陰』は同人誌とリンクした内容の為、在庫がほぼ捌けるまでは全体公開しない予定です)
▶《pixiv》僕の火々
▶《pixiv》続・僕の火々
上記2本はweb拍手御礼SSからの移動です、ライ修羅なのにどちらにも人修羅が出てこない。
此処のライドウとゴウトはあまり仲良くありませんが、いざ議論やら与太話やらを始めると案外会話が弾んでいる。両者腹に一物無ければ「まあまあ馴れ合える同僚」という具合に、まんざらでもないコンビだったかもしれない。
そして帳設定で書いた『続・僕の火々』にて、ヨシツネは相変わらずこき使われておりますが……夜が分かり易く対抗心を見せているあたり、矢代にとって「そこそこ身近な仲魔」である事を察しているのでしょう。
しかし短編でヨシツネと矢代を結構絡ませているにも関わらず、CPなのかと訊かれると少々逸れるイメージで書いています(MAGは美味しいので食らいつきたくなるが、好感から来る欲求とは別)
以前書いた『海月の骨』後日談『玉巵の君』でも見て取れるよう、矢代の変化を望まない気持ちがヨシツネには有り、それは印象深く関わったボルテクス界~大正帝都に流れて間もない頃の、まだ誰の鞘にも納まっていない人修羅が刺さっていたから。
『蛍狩り』で矢代の見せた真直ぐな義憤、そして自分に与えられた粗削りな慈しみが芯(ベースである源義経)に響いた事で、個が一層確立された。義経の記憶を強く意識し、其れとは別物である「自己」を改めて認識した。
これはライドウとの関係では引きずり出されなかった側面である為、ヨシツネから人修羅へ向く思い入れは強く、一言では表せないがシンプルな形の感情と思います。PR -
《pixiv》長編2-2 臍を噬む銀
更新ペースが遅いのは毎度の事なので、改稿にあたっての雑記。
言霊はキー(鍵)みたいなもので、件のピアスを魔具として完成させるには〈物質・呪言・対象者の感覚〉が必須というイメージ(アイテムや用途によりけり)
ライドウ自身、仲魔の擬態術を施してもらう側であり、体感には覚えがある。ただしそれは擬態の種類のひとつであり、自らのコントロールで変化する類はまた別。しかし経験の有無は重要であり、発想を左右する。ライドウは契約者としての強力なリンクを利用し、人修羅に言い聞かせながら針を打った。言葉にイメージを乗せ、痛みと操作すべき箇所を繋ぎ、さっさと習得せねば〝恥ずかしい贈り物〟を着続ける必要があると意識を急かす。
荒療治ながら、人として人の社会に暮らす事をライドウは手助けしている。人修羅に対し、最終的に求める力と無縁であるにも関わらず。
これを慎重と取るか、気紛れと取るか、矛盾と取るか。
自分の下に留める為、ひとまずは「人の中で研鑽させる」といった提案をルシファーにしていたが、此処で既に道を外れている気がする。
おまけ
タイトルの「臍を噬む銀」は、様々な後悔の念に駆られる(「臍を噬む」)人修羅と、彼の臍そのものを噬む金属(銀)をイメージして。 銀は月の象徴、今ひと時のみカグツチを覆い隠すライドウの思惑の具現化。 -
徒花ページ番外欄に2本掲載。
夜END後の話、どちらもライドウは出ないものの間接的なライ修羅(『夜の歌』は正午とCPまでは行かないが複雑な感じ)
更新作を読む前に、以下を前置きとして読んでおくとイメージし易いです。
【里関連SSで偶に登場する葛葉候補の少年、正午(しょうご)に関し】
急遽十五代目が求められた際、襲名する可能性が彼にも有る、その前提で徒花番外『焚附』を書きました(拍手お礼SS)それを今回サイト掲載。
更に派生した『夜の歌』が今回の新作、とても短いです。
──ここから先、徒花(夜END)ネタバレの為、未読の場合注意── -
徒花10ヵ月ぶりの更新……これはまずい。
「つづきを読む」からネタバレ有りの詳細要素、それと改稿を終えての感想。
※この記事にリンク先から来た場合、最初から全文表示になっていると思います。
▶《pixiv》徒花5話
あらすじ
平行世界のヤタガラスに捕らわれた人修羅。雷堂は人修羅を世話するものの、欲望と不安のせめぎ合いから手段を誤りすれ違う。
一方で人修羅奪還の為、機関本部に攻め入るライドウ。〝人修羅はあくまでも餌〟であり、ヤタガラスの目的が〝葛葉雷堂の力量を再確認する〟事にあると、双方察しながらも決闘を始める。 -
《pixiv》『蛇縄麻』
徒花5話改稿ようやく終わりが見えてきた為、息抜きに短編改稿をしました(息抜きも改稿って…)
改稿にあたり捕縛術の御上に名前を付けようと検討しましたが、これという名前が出てこなかったので結局名無し。すんなり出てこない場合、無理に付けない方が良い(自分の場合)
ただし「○○御上」と呼ばせる方が以降も判別し易い為、本当は付けておきたかった。御上ばかり増やしてどうする。
さて今回は珍しく字数が減ってます、冗長な所をカットしました。
これの原本はだいぶ昔に書いた為、心理描写をいっぺんに詰め込んでいたきらいが有った。今となっては掲載本数も増え、読めば読むだけキャラが分かる様になった為、重複・反復しがち且つ間延びする所を折り畳んだ、その様な感じです。
余談>
改稿作業中の『徒花5話』は「ライドウが人修羅を助けに行く話」で、今回掲載した『蛇縄麻』は「人修羅がライドウを助けに行く話」という因果。どちらの話も双方〝どうせ相手が来るだろう〟と思っている辺りが、それなりの付き合いから生じた予測なのか、単純に似た者同士なのか…… -
web拍手御礼SSを全部差し替え、現在全7本の状態です。
『僕の火々』『続・僕の火々』は新作。
他2本『夜明けのWink』『箱庭』は古い作品で、しかもパロディ。後者はサイトの隅に掲載してありますが、前者は更にしょうもない内容の為、マイピク限定公開で放置してあった作品です。
僕の火々(大正帝都の頃)
美味しい火で煙草が吸いたいのに功刀君が居ないよ、ゴウトと何やら会話が弾んだけれど、結局つまらない流れになったよ。
続・僕の火々(帳設定)
美味しい火で煙草が吸いたいのに功刀君が居ないよ、ヨシツネに半ば呆れられ、自分の火で吸ってみたが案の定。
夜明けのWink
アイドルよく分からないのに書いたアイドルパロ。夜&明はユニット、矢代はマネージャ。徒花読んでないと明が只の変態みたいですが、この話に関しては読んでてもやっぱり変態かもしれない。殆どギャグの割に、夜のまわりだけ陰鬱。「はじめて、奪っちゃった~♪」と調子づく姿は、まあまあ可愛いんじゃないでしょうか、次代を感じるフレーズ。
これ脳内設定では、夜と明は双子に違いないけれど、それぞれ施設や養子に出された先が違っており、別々に育ってるんですよね。だから兄弟とはいえほぼ他人で、自分のそっくりさんくらいにしか思っていない(互いに)
箱庭
サイトにも一応掲載してありますが「BLACK/MATRIX」のパロ。ただし、ちょっとだけ修正してあります。R18だけど、さらっと終わる。夜がばっちりサディスティック。
これ脳内設定では、絆された夜が結局は矢代と逃避行してしまうんですね。それをちゃっかり夜に代わり異端審問官に戻った明が追跡してきて、死闘って訳です。 -
大変お待たせ致しましたpart2
〝襲名以前の十四代目ライドウを教育していた〟と名乗る怪しい男が訪ねて来る──
という話です、つまりタム・リン絡み。
※Pixivにもサンプルを載せましたので、本を未購入の方も半分ほどお楽しみください。
※前回はPrivatterに掲載していましたが、今回からPrivatter+に掲載しています。『かぎろひの陰』も移動済み。
▶〈光の陰〉特設サイト
▶《pixiv》Ephemera〈sample〉
以前『かぎろひの陰』更新報告時に〝『Ephemera』はもっと短くなる〟といった事を述べていた気もしますが、なんと逆に長くなりました。
仕上がりとしては、かぎろひ~よりも少々寂しげな感じに。とはいえ、矢代とリン?のやり取りは半分くらいギャグなノリです。ライ修羅なのにライドウの登場シーンが一割程度、少ない部分を噛みしめてください(物は言いよう)
しかし今回、個人的に気に入った部分が有るので、そこだけ引用します。
──ゆっくりと吹かし、紫煙に巻かれる横顔を見ていると……何故か苛立ちが落ち着いてくる。煙草は嫌いだが、喫煙するライドウは嫌いじゃない。俺の与えた火が、あいつの呼吸で息を吹き返すたび、無言の会話を続けている様な、そんな錯覚に陥る。 -
《pixiv》灰とダイヤモンド
《pixiv》Psi-trailing
目についた短い話を、2点ほど掲載。
どちらも軽く手直ししました、特に『Psi-trailing』はCP部分が少々甘めになったような。
灰とダイヤモンド
リャナンシーの逆ナンを断ったら、結果的にライドウがリャナンシーとデート?する事になり、やきもき苛々する人修羅の話。ライドウがダイヤの過失でそこまで責めていないのは、それよりもっと面白い展開が見えたからでしょう(ジリジリと妬かせて遊ぶという……)
Psi-trailing
帳番外。元々は曲から連想したSS、拍手御礼に置いてました。分かる人にはピンとくるタイトル、ZABADAKの一曲であります。これが収録されているアルバムで、他にも「アジアの花」という曲があるので、そこからのインスピレーションも有ります。
帳の旅行モノは増やしたい反面、そんな事をしている場合か?(サイト改装や他シリーズ改稿などが脳裏を過る)という悩ましさ。でも帳番外編だけ集めた本とか、作ってみたい気持ちは有ります。旅行先の写真をモチーフにしたポストカードセット付属、妄想語るだけタダ。需要がアレなので10冊限定ですかね、物は言いよう。 -
《pixiv》シュレーディンガーの猫〈後編〉
前編改稿から三ヵ月振り!
なかなか執筆に身の入らない状態だった為、苦しかったです。
実はどうしても気に喰わないというか、情報の取り違えをしていた部分が有った為、そこも含めがっつり削りました。初稿も部分的に修正すべきと思い手を付けましたが、ソースを複数いじるのが非常に面倒な為、思い切って非公開にしました(簡易版サイトもです)
この調子で、今後も改稿済のサイト掲載作品はじわじわ非公開化していくかもしれません。いずれサイト自体改装する予定ではありますが、しばらく古い作品は読めなくしたい気持ちです。
さて次の短編改稿は『止まれ、お前はとても美しい』を予定していたのですが……それよりも『枝垂桃』を改稿すべきか悩みどころです。
今回更新した『シュレーディンガーの猫』の後日談にあたる『膝上の世界』も折角なのでpixivにも掲載したい。しかしその回想に出てくるネコマタが『枝垂桃』に出てくるメインサブなので、此方も載せねば分からないという。『枝垂桃』はかなり古いので、思い切り直したいのが正直なところです。
まあしかし、こんなブログでねちねちぼやいても何も解決しないのですが…… -
《pixiv》夜のみちゆき〈上〉
久々の新作ですが、ルイライです。
数ヵ月放置していたものを、ようやく仕上げた次第。とはいえ前半部なので、後半部の更新を稀有な湿血帯ルイライ読者の方はお待ちください……
心中話のように銘打ってありますが「もしも展開」とも違う為、ライドウは死にません(先に書いていいのか?)
ルイがそもそも殺しても死ななそうな奴で、しかも約束を固く守るようにも思えない。心中なんて成立するのか?──
ライドウ含め、読者も信じていない状態で小旅行開始です、れっつごー(∩^o^)⊃━☆゜.*