"更新"カテゴリーの記事一覧
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ようやく二章開始、できるだけ〈徒花〉と交互に改稿版更新する予定。
体感的に10人くらいしか読者居ない気もしますが、一応続けていきます。
注意書き詳細版&あとがきは《詳細を読む》から(※記事に直接来た場合は別開きになっていません)
▶《pixiv》2-1 東京堕胎PR -
また数ヵ月振りの更新ですよ……
レス不要でメッセージを幾つか頂いたのですが、改稿の気力回復になります、本当にありがとうございます。
しかし先日からpixivではプロフィール&キャプション(作品形態による、小説は無縁)にURLを掲載できなくなり、記載すると真っ白にされてしまうようになりました。これはアプリ版のみに影響し、ブラウザ版では本来の文章が見える状態です。
そんな具合で、此処は更に遺構サイトになってゆくと思います。pixivの作品にもタグをほぼ貼らない為、人目に触れないです。ここ数年読まれている方は、超稀有です。
▶《pixiv》徒花4話
【醒睡笑でもあるまい】
今回劇中に出てきた醒睡笑(せいすいしょう)とは〝眠りを醒ますほど笑える話〟を集めた本のタイトルです、1623年発。この中に「急がば回れ」の由来となった回が有る為、業斗は「その様な本に収録されてしまいそうな顛末だな」という意であの台詞を吐き、明は「でも(寝ている人修羅は)起きてないよ」みたいに返してしまった。
【加筆に関し】
ライドウと雷堂、もとい夜と明の関係描写がだいぶ増えました。
グラシン紙の式を飛ばす辺りは、完全新規です。しかし後半展開の布石ともなる為、旧版を読了されている方は色々察する事と思います。
徒花において横恋慕ポジションの明。ただでさえ読者に疎まれそうなところを、更にあの性格の為、難儀なキャラクターです。しかし書き重ねるほど解像度が上がり、傷付けたいし傷付けさせたくもなる。連載当時、妹にも「あの3人だと明さんが一番〝普通〟だよね」と言われたのですが、自分もそう思いながら執筆しています。何処が普通なのかといえば、あの弱さです。戦闘能力でなくメンタルの方。
矢代も脳内でしょっちゅう言い訳をしていますが、彼は度胸や決心をぶつける為のステップとして、あの辺を踏んでいる事が多い。明にはもっと明確な〝恐れ〟が有り、傷を回避したいが故に諦めも早い。
矢代や夜も当然、過去の傷や不安恐れすべて持っていますが、打ち砕いたり意地を張ったり何に関しても徹底する側面が有り、そこが明との違いかなと思っています(強いがしかし破滅し易い)
明は「自分が選ばなかった方に幸福が有るのではないか」と空想し、自己の肯定をずっと低空にしている。対人に思い悩み友人を欲する割には、忍耐が無く関わりを自ら解いてしまったり、それを繰り返す事に自己嫌悪が有る為、やはり立場が良くないのかな~と思い始めている。理想的かつイメージ上の「友人」に当てはまるまでは、友人関係に至らなかったと思い込む。
書き連ねると散々ですが、矢代や夜よりも〝若年感〟が有り、そして多くの人が直視したくない親近感も有るキャラであると、年々増して感じます。 -
《pixiv》シュレーディンガーの猫〈前編〉
冒頭だけ直して放置していたものを、ようやく改稿。
小動物化するネタは結構見るような気もしますが、此処のライドウは(小動物に対して)特に優しくも無いので〝小動物に優しいヤンキー〟を期待せぬよう願います。
ただし、動物相手には攻撃性が減少している模様。自分を取り繕う必要が無い為でしょうか、表情が抜け落ちるイメージです。
むしろこの話は、猫になった矢代の方が好きに暴れまわっている気がします。それもまた、自分を取り繕う必要が無い為……
さて、後編はいつ更新されるでしょうか!
出来れば今月中にしたい(目標低) -
《pixiv》百合の夢
《pixiv》『亡きガラスープ』
流れでひたすら帳の更新が続いており、すいません。
改稿続きの中『ささめく秋霖』のみ完全新作なので、気になる方はどうぞ(サイトTOPページか、上記pixivリンク先のキャプションに、web拍手リンク有り)これは『百合の夢』直後の話、ちょっと甘いです、当社比。
さて、補完小説『かげろひの陰』に関連するという事で、今回『亡きガラスープ』を改稿掲載しましたが。赤子を喰らうだなんだという話は『マイナス21g』もそうでしたね。帳は何かと母子モチーフを多く取扱いますが、赤子に限定しなければ他もそういった話は多いです。
人間と悪魔(あの世界観でそう括られる存在)の違いは、生じ方だったり、集団形態にも見られますが。見方を変えれば限りなく近かったり、異種の在り方に憧れを抱いてみたり……そういう部分や思考キャラを書く事で、際立つような気がしています。 -
大変お待たせ致しました。
とは言うものの既に頒布から四ヶ月経過しており、特設サイトの〈補完小説〉を憶えている人は居るのでしょうか? 無反応でも未公開ネタ有る限りは書きますが、その域になると自分との決着&精神修行ですね……
※Pixivにもサンプルを載せましたので、本を未購入の方も半分ほどお楽しみください。
※わざわざ「ぷらいべったー」に掲載し其処へのリンクを張るのは、このレンタルサーバー規約だとpass付きページを作れないから。
▶〈光の陰〉特設サイト
▶《pixiv》かぎろひの陰〈sample〉
今回掲載した『かぎろひの陰』は久々の新作です、しかし二度目の初夜がテーマで、8割が濡れ場。性描写は10倍鈍足になる為、本当に進みが遅かったです。濡れ場を抜けきった後は一時間くらいで書きました、なんだこの差は。
解説にも記した通り、人修羅のおねだり具合は過去イチです。デレデレという訳では有りませんが、帳以外の作品をある程度読まれた方であれば、これが甘く見える暗示にかかっている事違いなし。しっかりヤマワロの件も〆ることが出来て、落ち着きました。
さて、補完小説残すは『Ephemera』
此方はタイトルが先に決まっており、『かぎろひの陰』と比べると短い予定です。 -
数ヵ月ぶりの更新となってしまいました……
▶《pixiv》徒花3話
今回から「際どい回の特殊要素はブログに書き出し、それをキャプションからリンクさせる」形式を試行します。なんでもどんと来い&ネタバレしたくない人は、そのまま本文を読めば良い具合です。不安が大きい&ネタバレしても構わないから確認したい人は、以下の詳細要素を御確認ください。──詳細要素(ネタバレ有)──
ライ修羅(性交、だいぶ痛い)
雷修羅(ライドウの命令で、人修羅が雷堂に口淫)
ライ雷(愛撫)
軽い串刺し、抜歯からのイラマチオ、顔射、後孔に刀を突き刺す←そこにブツを挿入、手首を斬り落とす
これくらいでしょうか?
執筆するとハイカロリー気味に感じますが、要素として書き出すと実にあっさりしたものです。
以下、改稿作業を終えての感想。
7,000字程度加筆しましたが……変更点は服装や台詞、新規部分は心理描写や暴力・濡れ場。各々の思惑を結構加筆したと思うのですが、序盤なので書き切らぬ感じで。雷堂こと明は、本当にまだ序の口ですね。次々回あたりからオカシクなっていった気がします。
さてキャプションにも書きましたが、あと31話も直さねばならない事を思うと眩暈がします。やると決めたのは自分であり、動機も自分の為ではありますが……だからこそ「もういいや」という気分が上回ると、簡単に停止しそうでもあります。どうやってモチベーションを保つか、体調不良も相俟って不安です。
作品内容がアレなので声を大にして云えませんが、応援感想もらえると嬉しいです。 -
更新報告が溜まりに溜まり、思い切り放置してました。
今回は各作品へのリンクを張りません(ただし総合案内のみ、別枠で紹介します。)
スクショに入っておりませんが『鉄の穂』も夜一夜シリーズに掲載済み。
一応バランスを見て「通常短編」「各シリーズ」と反復するよう掲載しているつもりですが、2月アナコンが迫っており余裕が無い為〝直しが比較的ラクな過去作品〟を掲載しがちです。
大きな更新としてはpixiv用に【総合案内】を作成しました、本サイトにおける〈about〉みたいな項目です。以前発行した『耽読魔酔』画像も一部流用し、作風や取扱いCPの案内、各シリーズの紹介が載っています。最初のページから各シリーズリストにジャンプできます、しかしこれもPC閲覧、スマホ閲覧、更にアプリ使用or未使用で表示に違いが出るので、そこはご了承ください。
それと問題のシリーズ〈徒花〉をpixiv掲載開始しました。長編や帳と比較し、結構な加筆修正をすると思いますので、お楽しみに。 -
またまた更新報告をサボり過ぎたので以下略。
前回と同じく、タイトルにリンクを繋げてあります。
マイナス21g(2013年)
帳番外、旅行先系。妊婦である事を活かしたテーマを選んだ。陰陽座に『組曲黒塚』というモロな曲が有るので、興味の有る方は聴いてみてください。
口吻の種(2021年)
ブログ掲載のみだったモブライ。里の昔話、特に〝大人〟の絡む話は、彼等が悪魔の専門家であることが大前提な為、モブの設定から考える事が多い。
糾える蛇(2021年)
『口吻の種』の後日談、こちらはルイライ。機関の関係者、しかも因縁が有る。そんな相手を前に、ルイの視線を気にするのか否か、そういった辺りも書きたかった。
薔薇を手折りて(2011年)
拍手御礼SSとして、当時ハロウィンの時期に載せた。アリスが登場する作品は他に『hide&seek』『三月狐のお茶会』あたりがメインでしょうか。どちらかといえばライドウとの出会いを書いた後者を読む方が色々と補完できますが、ルイライ話なのでご了承下さい。此処のアリスは童女のふるまいをしながらに、半強制で生かされる事に疲れを抱いた〝子供でも大人でもない〟存在です。
〈三次創作〉作:Lilim氏(2011年)
内容に関しては、ほぼキャプションで説明してあります。
このブログが初期の「memo」だった頃から通う人には、知れた内容かもしれません。Alfoo日記サービスが有料になった為、サイトと同サービスの忍者ブログへと移行しましたが……旧態のままであれば、毎日記事を書いていた気がしますね。サイトがフル稼働していた頃のmemo(記事)は、何一つ残っていません。
玉繭の化石(2013年)
どうして書こうと思ったか、おそらく玉繭を知って何かインスピレーションを得たのだと思います。蚕に因んだ伝承や祈祷は昔からいくらか目にしており、其処に閉じた世界を感じた為。
地元の今も続く産業は、大体が養蚕~紡績から発展したもので、自分の母校も元々は養蚕習得の為の学校だったそうです。大正当時はそこを卒業すると養蚕業に就く者が殆どで、結婚には困らなかったそう。学校向かいに浄水場が在り(これは自分が在校時にも在った)そこの水質管理に飼われる鯉を、蚕の繭を餌にしてこっそり釣るのだと。鯉は流石にリリースするらしい。
現在の機械科校舎あたりに、かつては蚕室が在って。春蚕や夏秋蚕の頃には泊まり込みをし、生徒で面倒をみていたそう(確かに機械科の棟が一番古かった気がする。最初に建て替えた箇所なのだろうか)
なんか話が逸れましたが……養蚕から工業に繋がり、その学校で縁が出来て現在の家族がある自分を思うと、養蚕が何処かで止まればすべて無かったのかと想像し、不思議な気持ちになります。それこそ、どこかで糸が切れたら終わりみたいな。 -
更新報告をサボり過ぎたので、こんなタイトルに。
そしてとうとうブラッシュアップ版〈長編 第一章〉が完結しましたので、それに関しては別で記事を書こうと思っております。
今回は量が多いので、タイトルにリンクを繋げてあります。
腹に一物(2015年)
ダンテ主の人修羅……つまり前回周の矢代は、現在の矢代よりも悪魔に対し淡々としている気がする。この話では名前で呼びかけているが、ダンテに対し〝貴方〟と云う辺りも、対等な立ち位置を望んでいる態度に感じる(これは現在の矢代にも共通する)
ヒイフウミイヨ(2018年)
矢代が割と暴れている回、そして基本的には「協力的なタイプ」である事も分かる回。
里モブの白灰は、結構気に入っている。泡沫の様な人間だが、厭世的ではない。紺野と対極にある様な人物。しかし師が同じという点において、擦り切れる事の無い縁が有る。面白いところは、白灰も紺野もリン師範に影響を受けているところ→電影夜話の解説に進む
電影夜話(2021年)
揉め事は封じ、安穏としながらもどこか冷淡な白灰。悪魔と親しみながらも概念を崩すような科学を好む紺野。リンの要素が教え子から露わになっているが、しかし彼等の気質は異なるもの。
この話には無いが、白灰が紺野に対し〝辛い事があれば、お師匠に相談すれば良いのに〟というスタンスは、解決の為の純粋な提案であると同時に「自分からリン師範を取り上げたくせに、あの方を信頼してないのか」という冷たい嫌味である(『caprice』に台詞がある)しかし白灰に嫉妬の自覚は無さそうだ。
この連中に挟まれてようが、狸はのんきなものである。
阿闍世のリビドー(2010年)
この話は古い為、手直しに苦労した。帳の夜にとって、矢代は伴侶であり母でもある。そして自分自身は、父親でもあり息子でもある。それを意識した時、果たしてここに掛かってくる意識(コンプレックス)は何か?と当時考えた結果。
海月の骨(2022年)
『阿闍世のリビドー』と対になる話(執筆時には意識していなかった)
「器に魂が宿っていたらどうするか」「墓を発く夜」そういう妄想から生まれた話。
埋葬関連を結構調べた結果、よく遊びにいく集落に辿り着き「ええっ?」となった。95年まで土葬もやっていた、やはり儀式においては許可が通り易いのだろうと思った。
【裏話】本当は帰宅後、玄関入ったとこで廊下に突き倒されて其処で──という脳内プロットだったのですが、気力無くて場所を変えてしまいました。
核語りき(2020年)
夜は、他サマナーのタム・リンと遭遇した事はあるのだろうか?
そういう妄想から、気付けば里モブが生まれていた(結局そうなるのか)それにしてもこのモブ、割と心変わりや反省が見えたのに、やはり仇討ち事には容赦無い夜であった。
1-36〈最終話〉nocturne(2010年)
やっっっっと終わった、今はただそれだけ。
先述の通り、また別で記事を書きます。
無い憑座(2020年)
夜と凪と、二名だけで行動している話を書きたかった(関係に矢代が入って来てからの)
凪の不安は、矢代への思慕が「サマナーとして悪魔を欲する形になっていないか」という傍目への意識。しかし彼の人間性を尊重し、悪魔を完全に剥ぎ取ってしまえば「自分と付き合う理由がなくなるのでは」とも考える為、後者に関しては夜とも共通している……かもしれない?
それにしても水の悪魔ばかり書き過ぎだろう。 -
《pixiv》睡狂
《pixiv》揺籃歌
《pixiv》阿古義な男達
霊酒つくよみ登場した狸、蝦蟇の関連作品を勢い任せに掲載。
帳もそろそろ何か載せたいなと思い、時系列やサブ要素に左右されづらい作品を選択。
睡狂(2020年)
矢代のほうが積極的な話を書いてみたかった。それと〝作っていない〟時期に夜の身体が危うくなった時はどうするのか、など妄想して。しかし『海月の骨』を執筆中にも思ったが、1体くらい常にストックしておいても良さそうなものだが、出来ない理由でもあるのか?(どれだけ保存状態が維持できるかなど、実験しておくべき)
この話は最後の〝眠りについた夜〟が気に入ってます。魂はすぐ再会するのに、ひとつの別れを感じる。
揺籃歌(2011年)
候補生時代なれなれしい同期が居たらどうか、みたいなイメージから生まれた狸(リー)
そいつは夜にとって不可解な奴。家と富も有る、しかし更に何を欲するかといえば、形さえ無い〝母の愛〟
親など居てもこんなものか、と様々な事に諦観を抱く。しかし同時に、リーの見せる無償の愛に嫌悪と羨望も抱く。感情への羨望というか、それ以前のあらゆるものへの渇望というべくか。
夜は矢代の持つ「与えられた情愛を人の幸福として捉え、その立場にあれば同じく施す」気質を嫌ってはいない。
阿古義な男達(2020年)
ブログのカテゴリ「SS」に載せていた話。ガマに一方的に弄ばれていたのか、それとも夜から支配する部分が有ったのか、書き出さないと分からないところが有った為、試しに執筆。
ガマが執着する動機、その根源にある「蛙の呪い」「夜への欲望」どちらが大きいのか。個人的には「前者がトリガーとなり接触が増え、情が生じて後者も肥大化した、そんなイメージ。