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更新報告が溜まりに溜まり、思い切り放置してました。
今回は各作品へのリンクを張りません(ただし総合案内のみ、別枠で紹介します。)
スクショに入っておりませんが『鉄の穂』も夜一夜シリーズに掲載済み。
一応バランスを見て「通常短編」「各シリーズ」と反復するよう掲載しているつもりですが、2月アナコンが迫っており余裕が無い為〝直しが比較的ラクな過去作品〟を掲載しがちです。
大きな更新としてはpixiv用に【総合案内】を作成しました、本サイトにおける〈about〉みたいな項目です。以前発行した『耽読魔酔』画像も一部流用し、作風や取扱いCPの案内、各シリーズの紹介が載っています。最初のページから各シリーズリストにジャンプできます、しかしこれもPC閲覧、スマホ閲覧、更にアプリ使用or未使用で表示に違いが出るので、そこはご了承ください。
それと問題のシリーズ〈徒花〉をpixiv掲載開始しました。長編や帳と比較し、結構な加筆修正をすると思いますので、お楽しみに。PR -
>23:41 芥子の花畑読了…の方
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またまた更新報告をサボり過ぎたので以下略。
前回と同じく、タイトルにリンクを繋げてあります。
マイナス21g(2013年)
帳番外、旅行先系。妊婦である事を活かしたテーマを選んだ。陰陽座に『組曲黒塚』というモロな曲が有るので、興味の有る方は聴いてみてください。
口吻の種(2021年)
ブログ掲載のみだったモブライ。里の昔話、特に〝大人〟の絡む話は、彼等が悪魔の専門家であることが大前提な為、モブの設定から考える事が多い。
糾える蛇(2021年)
『口吻の種』の後日談、こちらはルイライ。機関の関係者、しかも因縁が有る。そんな相手を前に、ルイの視線を気にするのか否か、そういった辺りも書きたかった。
薔薇を手折りて(2011年)
拍手御礼SSとして、当時ハロウィンの時期に載せた。アリスが登場する作品は他に『hide&seek』『三月狐のお茶会』あたりがメインでしょうか。どちらかといえばライドウとの出会いを書いた後者を読む方が色々と補完できますが、ルイライ話なのでご了承下さい。此処のアリスは童女のふるまいをしながらに、半強制で生かされる事に疲れを抱いた〝子供でも大人でもない〟存在です。
〈三次創作〉作:Lilim氏(2011年)
内容に関しては、ほぼキャプションで説明してあります。
このブログが初期の「memo」だった頃から通う人には、知れた内容かもしれません。Alfoo日記サービスが有料になった為、サイトと同サービスの忍者ブログへと移行しましたが……旧態のままであれば、毎日記事を書いていた気がしますね。サイトがフル稼働していた頃のmemo(記事)は、何一つ残っていません。
玉繭の化石(2013年)
どうして書こうと思ったか、おそらく玉繭を知って何かインスピレーションを得たのだと思います。蚕に因んだ伝承や祈祷は昔からいくらか目にしており、其処に閉じた世界を感じた為。
地元の今も続く産業は、大体が養蚕~紡績から発展したもので、自分の母校も元々は養蚕習得の為の学校だったそうです。大正当時はそこを卒業すると養蚕業に就く者が殆どで、結婚には困らなかったそう。学校向かいに浄水場が在り(これは自分が在校時にも在った)そこの水質管理に飼われる鯉を、蚕の繭を餌にしてこっそり釣るのだと。鯉は流石にリリースするらしい。
現在の機械科校舎あたりに、かつては蚕室が在って。春蚕や夏秋蚕の頃には泊まり込みをし、生徒で面倒をみていたそう(確かに機械科の棟が一番古かった気がする。最初に建て替えた箇所なのだろうか)
なんか話が逸れましたが……養蚕から工業に繋がり、その学校で縁が出来て現在の家族がある自分を思うと、養蚕が何処かで止まればすべて無かったのかと想像し、不思議な気持ちになります。それこそ、どこかで糸が切れたら終わりみたいな。 -
>00:55 雷堂ちゃん読了…の方
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更新報告をサボり過ぎたので、こんなタイトルに。
そしてとうとうブラッシュアップ版〈長編 第一章〉が完結しましたので、それに関しては別で記事を書こうと思っております。
今回は量が多いので、タイトルにリンクを繋げてあります。
腹に一物(2015年)
ダンテ主の人修羅……つまり前回周の矢代は、現在の矢代よりも悪魔に対し淡々としている気がする。この話では名前で呼びかけているが、ダンテに対し〝貴方〟と云う辺りも、対等な立ち位置を望んでいる態度に感じる(これは現在の矢代にも共通する)
ヒイフウミイヨ(2018年)
矢代が割と暴れている回、そして基本的には「協力的なタイプ」である事も分かる回。
里モブの白灰は、結構気に入っている。泡沫の様な人間だが、厭世的ではない。紺野と対極にある様な人物。しかし師が同じという点において、擦り切れる事の無い縁が有る。面白いところは、白灰も紺野もリン師範に影響を受けているところ→電影夜話の解説に進む
電影夜話(2021年)
揉め事は封じ、安穏としながらもどこか冷淡な白灰。悪魔と親しみながらも概念を崩すような科学を好む紺野。リンの要素が教え子から露わになっているが、しかし彼等の気質は異なるもの。
この話には無いが、白灰が紺野に対し〝辛い事があれば、お師匠に相談すれば良いのに〟というスタンスは、解決の為の純粋な提案であると同時に「自分からリン師範を取り上げたくせに、あの方を信頼してないのか」という冷たい嫌味である(『caprice』に台詞がある)しかし白灰に嫉妬の自覚は無さそうだ。
この連中に挟まれてようが、狸はのんきなものである。
阿闍世のリビドー(2010年)
この話は古い為、手直しに苦労した。帳の夜にとって、矢代は伴侶であり母でもある。そして自分自身は、父親でもあり息子でもある。それを意識した時、果たしてここに掛かってくる意識(コンプレックス)は何か?と当時考えた結果。
海月の骨(2022年)
『阿闍世のリビドー』と対になる話(執筆時には意識していなかった)
「器に魂が宿っていたらどうするか」「墓を発く夜」そういう妄想から生まれた話。
埋葬関連を結構調べた結果、よく遊びにいく集落に辿り着き「ええっ?」となった。95年まで土葬もやっていた、やはり儀式においては許可が通り易いのだろうと思った。
【裏話】本当は帰宅後、玄関入ったとこで廊下に突き倒されて其処で──という脳内プロットだったのですが、気力無くて場所を変えてしまいました。
核語りき(2020年)
夜は、他サマナーのタム・リンと遭遇した事はあるのだろうか?
そういう妄想から、気付けば里モブが生まれていた(結局そうなるのか)それにしてもこのモブ、割と心変わりや反省が見えたのに、やはり仇討ち事には容赦無い夜であった。
1-36〈最終話〉nocturne(2010年)
やっっっっと終わった、今はただそれだけ。
先述の通り、また別で記事を書きます。
無い憑座(2020年)
夜と凪と、二名だけで行動している話を書きたかった(関係に矢代が入って来てからの)
凪の不安は、矢代への思慕が「サマナーとして悪魔を欲する形になっていないか」という傍目への意識。しかし彼の人間性を尊重し、悪魔を完全に剥ぎ取ってしまえば「自分と付き合う理由がなくなるのでは」とも考える為、後者に関しては夜とも共通している……かもしれない?
それにしても水の悪魔ばかり書き過ぎだろう。 -
> 14:50 蛇縄麻読了…の方
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《pixiv》睡狂
《pixiv》揺籃歌
《pixiv》阿古義な男達
霊酒つくよみ登場した狸、蝦蟇の関連作品を勢い任せに掲載。
帳もそろそろ何か載せたいなと思い、時系列やサブ要素に左右されづらい作品を選択。
睡狂(2020年)
矢代のほうが積極的な話を書いてみたかった。それと〝作っていない〟時期に夜の身体が危うくなった時はどうするのか、など妄想して。しかし『海月の骨』を執筆中にも思ったが、1体くらい常にストックしておいても良さそうなものだが、出来ない理由でもあるのか?(どれだけ保存状態が維持できるかなど、実験しておくべき)
この話は最後の〝眠りについた夜〟が気に入ってます。魂はすぐ再会するのに、ひとつの別れを感じる。
揺籃歌(2011年)
候補生時代なれなれしい同期が居たらどうか、みたいなイメージから生まれた狸(リー)
そいつは夜にとって不可解な奴。家と富も有る、しかし更に何を欲するかといえば、形さえ無い〝母の愛〟
親など居てもこんなものか、と様々な事に諦観を抱く。しかし同時に、リーの見せる無償の愛に嫌悪と羨望も抱く。感情への羨望というか、それ以前のあらゆるものへの渇望というべくか。
夜は矢代の持つ「与えられた情愛を人の幸福として捉え、その立場にあれば同じく施す」気質を嫌ってはいない。
阿古義な男達(2020年)
ブログのカテゴリ「SS」に載せていた話。ガマに一方的に弄ばれていたのか、それとも夜から支配する部分が有ったのか、書き出さないと分からないところが有った為、試しに執筆。
ガマが執着する動機、その根源にある「蛙の呪い」「夜への欲望」どちらが大きいのか。個人的には「前者がトリガーとなり接触が増え、情が生じて後者も肥大化した、そんなイメージ。 -
>23:32 赤の虚飾読了...の方
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《pixiv》霊酒つくよみ
《pixiv》晩夏の挽歌
『霊酒つくよみ』は前編にリンクしてあります。
かなり長いので面倒だな~と暫く見ない様にしていた『霊酒つくよみ』ですが、気力を振り絞って立て続けに手直し掲載しました。ついでに後日談『晩夏の挽歌』も掲載、これも数年空けてから書いたので、本編と連続して読んだ時に違和感が無いか不安でしたが、おそらく大丈夫……な筈。
霊酒つくよみ(2014年)
元々は拍手御礼SS『HOME SICK』からイメージを得た作品です。〝幼児化した人修羅が可愛いからもっと見たい〟とリクエスト頂き、それならもっとしっかり「幼児化の原因(発端)から解決」までを書こうと思った次第。振り回されるドタバタ劇に見えて、思わぬ角度から「どのように見えていたのか」をライドウが突きつけられる展開。
蛙蘇生のまじないは様々な文献で確認出来ますが、今回改めて探しました。『嬉遊笑覧・下』巻十二上〈禽蟲〉五六九頁にある「蛙の弔」が具体的です。国立国会図書館デジタルコレクションに収蔵されています。目次には「蛙の~」ではなく「虫の弔い」とある為、字が見当たらず最初迷った。そして〈禽蟲〉より手前に〈方術〉の項が有る為、最初そちらを探してしまった(該当ページでは「蛙の弔い」との段落名称なのに)以下、原文引用。蝦蟇を投て嬲り殺し地に少坎をほし車前草を襯て死たるかへるをその上におきまた車前草を覆ひ小兒その周(メグ)りに居てかへるとのお死にやつたおんばく殿の御とむらひと、聲々にいひて祝ふに須臾ありてかへる蘇る此こと古き事と見えたり
晩夏の挽歌(2017年)
あんなに煙たがっていたのに、きっちり見舞いに行っている夜。機関のサマナー同士揉めたとあらば、後処理に顔を出す必要は有ると思いますが……この話に書いた見舞いは、おそらく個人的なもの。矢代に吐露した通り〝襲名以前の自分を知る者〟が消えてゆく事は、ある種自身の喪失に等しいのでしょう。そこに関して憎悪はまた別(というよりも憎悪だろうが情が強ければ、簡単に感情と切り離せない、心の中を圧迫し続ける)
矢代は夜の昔話を「エグい」と判定しているが、同時にそれを聴かされる事に仄暗い歓びを感じている。蘊蓄なら相手を選ばなそうだが、傷の多い過去を話す相手は、流石に選んでいるだろう、と思っている為。 -
> 22:44 虚実皮肉のあわい読了...の方